廃線跡をたどる〜玉川電鉄砧線
行きたいと思いながらなかなかいけてなかった企画です。
現在の東急田園都市線二子玉川駅から北へ伸びていた電車がありました。
砧線です。二子玉川園から砧本村までの2.2キロを結んでいました。
1924年(大正13年)に開業し、1969年(昭和44年)玉川電車が廃止されるのと同時に廃止されました。
この廃線あとを辿ってみます。
元々の二子玉川駅は、少し前まで東急ストアのあった場所ですが、現在再開発のため取り壊し工事が進んでいます。
かつては左90度に曲がるきれいな軌道跡が道路となって残っていましたが、現在はビルが建設されてしまいました。
軌道が国道246号線を渡っていた付近。世田谷信用金庫の右側の細い道が軌道跡。
しばらく歩くと歩道が少し広くなっているところに出ます。
ここが「中耕地」駅の跡です。
碑が建てられています。
かつての風景が路上にタイル絵として記されています。
しばらく歩くとこんなモニュメントが。
マンホールも凝っています。
柵に使われているのは鉄道のレールっぽいです。
このあたりの軌道跡はまっすぐ続いています。
途中にモニュメントが多いです。
この線路は関東大震災からの復興のために、大量の砂利が必要となった関係で、多摩川の河原から砂利を運ぶために敷設されたものです。
吉沢橋交差点のあたり。吉沢の駅があったあたりです。
野川を渡ります。
かつて、このあたりには吉沢橋と新吉沢橋がありました。新吉沢橋がかつて電車が通っていた橋でしたが、2007年3月にこの2つの橋を統合して現在の吉沢橋が架けられました。橋の上にはレリーフは過去の橋のお話が掲示されています。
旧吉沢橋が架かっていたあたり。
ゆるやかに右カーブする軌道跡。
二股状態になってますが、右側が軌道跡です。
砧本村駅あとは公園になっています。柵がついているのは公園の工事だったため。
公園の西側にはバスターミナル。奥の木立が公園、その手前にある建物は無料レンタルサイクル貸し出し所の跡。