7時30分起床
大雨。昨日外に干していた水着を急いで取り込むもびしょびしょ。
洗面後に朝食。
とりがゆ、パン、ナシゴレン。
ここのとりがゆは本当に絶品。奥さんは「しょっぱすぎる」と言うけれど、私にはちょうどよい。
8時15分 部屋に戻って荷造りの続き。昨夜から今朝にかけて必要なくなったものを詰める。
9時25分にロビーに降りるとエステの人がすでに迎えに来てくれていたので、バンに乗り込む。
ADI SPAというバリでも老舗の所らしい。
ヌサドゥアという街まで車で30分。ヌサドゥアは政府主導で作られたリゾートで街全体が囲われており、三カ所のゲートでしか中に入れないようになっている。まあ、この店はそのゲートの外にあるのだけれど。
車のドライバーが「日本のどこからきたの?」と聞くので答えると「爆弾大変だったね」という。どうも広島と勘違いしたらしい。そういうと照れていたが、広島・長崎のことは知っていた。この国の人が普通に知っているのか、この人が単に歴史好きなだけなのかはわからない。
店に到着。ガランとしている。
後から聞いたところによるとテロ事件以前は一日100人の客がいたそうだ。
ほとんどが日本人で「日本人はマッサージ好きだねー」と言っていたので、「日本人は風呂好きだしあんまも昔からあるからね」と答えると「あんま?」と聞かれる。
「ジャパニーズ・トラディショナル・マッサージ」と応えるとうなづいていた。
さて、マッサージ開始。全裸で薄い紙おむつのようなパンツを履いて施術台のうえにうつぶせになる。
(1)バリニーズマッサージ
足裏、脚、背中、手、腕、腹と念入りにされる。
(2)フェイシャル
フェイシャルとはいうものの最初はやはり足裏から始まり、背中もかなりやられる。そのあとに顔。実はこのあたりはほとんど記憶がない。眠っていたらしい。
(3)ボディスクラブ
ツブツブの入った「何か」で全身こすられたあと、ヨーグルトでパック。しばらく置かれたあとにはがされてフラワーバスに入る。
(4)フラワーバス
風呂は部屋に併設されていて花びらがたくさん浮かんでいる。ここだけは自分自身で身体を洗う。
フラワーバスに入って写真を撮るのが夢だった奥さんを撮ってあげる。風呂の水位が低いので見えそう(´д`)
きれいに洗ったあと服を着てロビーに戻る。
この時点ですでに4時間経過していた。やはり途中で寝てしまっていたらしい。
ロビーで食事。近くのレストランから取ったというミーゴレン。
とてもうまい。
食事後、
(5)頭皮マッサージ
床屋のような部屋で、髪を洗える椅子に座ってまずは洗髪。そのあと薄いピンク色のクリームを地肌にこすりつけていった。タオルで覆われて10分ほど放置される。
奥さん担当の係員が戻ってきて次の作業に取りかかったのに、私担当のほうはこなかったので、途中で作業を中断して大声で呼んでいた。なんと叫んだのかわからないけれど、「ちょっと! お客待ってるよ!」とでも言ってたのかもしれない。
そんなわけで無事私の係りも戻ってきて、クリームをすすぎ、シャンプー・リンスのあとドライヤーで乾かしてもらって終了。
肌はつるつる髪はふわふわになった。
ロビーで少し休んでからホテルに戻る。
ちなみに今回のエステ、6時間食事付きで81ドル。9000円くらい。
日本だとマッサージ90分で同じくらい取るので極安。
さて、帰りのバンも一波乱。隣の斜線を走っていた小型バス(これも別のSPAの送迎バスだった)が横を見ていなかったのか、すごい幅寄せしてきて左のミラーに当たる。ドライバー怒って猛スピードで追いつき、窓を開けてなにやらクレームを入れていた。無効は平謝りしていた。
で。
ドライバー、ホテルの場所がわからない。持っていた地図を示すものの「インドネシア語の地図はないか」と言われる。一応英語表記もあるんだけどな……。ちなみにドライバーとはカタコトの英語で話しをしていました。
地図を見て「プリーズ・ゴー・トゥーラヤ・パンタイ・クタ・ストリート」(ラヤ・パンタイ・クタ通りへ行って)と伝える。
この通りはクタビーチ脇を走る北向き一方通行で、一昨日炎天下にクタからてくてくと歩いた道。もう土地勘がある(笑)
ていうか、なぜ地元ドライバーに旅行者の私がナビしているのか。
道路はそのまま道なりにムラスティ通りとなり、「プリーズスロウリー」、「ゼア! プリーズ・ターン・ライト」ということで無事到着しましたよ……。
16時10分到着。部屋に戻って最後の荷造り。
一人38900円の極安バリ旅行だったので、どうなるかかなーり心配だったんだけれど、天気にも恵まれて(主に奥さんの晴れ女パワーのおかげ)た。
朝雨が降り、午前から午後一番にかけて天候が回復し、夕方には晴れ上がるというパターンが多かった。
ホテルはそこそこよりやや落ちる(電気ポットとティッシュがない)が、スタッフはフレンドリー。事前の調べでは日本語がわかるスタッフはいないとなっていたけれど、実際はかなりわかる人が二人いたし(フロント業務に関していうとまったく問題ない)、ほかのスタッフもカタコトなら話すことができた。
クタとレギャンの間の、どちらかというと小さいホテルが散在するエリアで地元の食堂やレストラン、個人経営の土産物店が入り交じる。
ほとんどの食事を地元の食堂で食べたけれど、メシはとてもうまい。
私は好き嫌いが激しいほうなんだけど、「これは食えない」と思ったものは一つもなかった。
これでしつこい物売りさえいなければなあ。
名残惜しいので部屋の写真を撮ったりしていると時間が来る。
ロビーに降りてチェックアウト。部屋で飲んだビールや電話代を支払う。
ちなみに電話はフロントで交換式。直通ではかけることはできない。
ロビーで待っているとガイドさんが来た。同じ便で来た日本人二人と一緒にバンに乗り込む。途中、「これは何ですか?」とボディボードのハードケースを指さされる。年配の人は知らないんだろうなぁ。私のことを絵描きだと思っていたらしい(´∀`)
空港に到着。まだチェックインカウンターが開いてなかったので、この日記を書こう(注・実際はノートに肉筆)と思ったらカウンターが開いた。一番乗りと思ったら、係りに「チケットは?」と言われる。「え……?」「こういうの」「ちょっとまって」
ガイドさんに渡された書類の中にあった……。薄っぺらい紙だったので搭乗券と思えなかった。
無事チェックインして重くかさばる荷物がなくなる。
空港二階にある日本食レストラン「福太朗」でたぬきそばセット。
・たぬきそば
・小おにぎり2つ
・ひじき
・魚の生姜煮
・スイカとメロン
・おつけもの
・ナタデココ
90000ルピアなので空港料金としても高いと思うが、日本円だと1000円くらいか。ちなみにここはルピアでも円でも支払いができる。ここでルピアの残を全て使い切った(のちに必要な空港税の分はとっておいた)
20時までこの店でまったり。
空港にいるといろんな国の言葉が聞こえてきて不意に耳に入ってくる日本語もインドネシア語みたいに聞こえてしまう。
耳が慣れてきてしまっているのかもしれない。
ゲート前に陣取りこの日記を書いているとゲートが開いた。手荷物検査をすませて搭乗待ちの間、ずっと日記を書く。けっこう時間がつぶせた。こんなに長い文章を直筆で書くのは久しぶりですっかり漢字を忘れている。
21時45分 搭乗開始。座席番号の関係でもっともあとの搭乗となった。機種はボーイング747。ジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港まで100分。
定刻通りに離陸してオレンジジュース(orアップルジュース)が出る。
変な味だった。奥さん曰く「今まで飲んだオレンジジュースの中で一番まずい」。
しばらくすると軽食が配られた。
・水
・メロン・パパイヤ・パイン
・アロエゼリー
・ナッツのせんべいみたいなもの
・骨付き鶏肉を揚げたもの
・春巻
・謎の食い物
・白ワイン
・紅茶
あまり腹はへってなかったけれどほぼ平らげる。食べている最中に飛行機が気流の悪い所を通過する旨、アナウンスが入る。ちなみにアナウンスは、インドネシア語、英語、日本語の順番。
飛行機は無事ジャカルタに到着。
ここでも時差がある。つまり、ジャカルタのあるジャワ島とバリ島は隣同士なんだけれど時差が一時間あり、日本からするとここは時差2時間になる。かなりややこしい。
バリ島時間22時出発のガルーダ・インドネシア航空880便は、バリ島時間で23時40分到着だが、ジャワ島では22時40分。そして、成田行きはジャワ島時間で23時55分出発らしい。
時差でややこしくなるのでこれ以降は明日の日記へ。