「日本一予約が取りにくい店」と言われる落合務シェフのお店、
ラ・ベットラ・ダ・オチアイ。
テレビにもよく出演しているイタリア料理のシェフです。最近では昨年の松潤主演ドラマ「バンビ〜ノ」の料理監修なども務めていました。
ディナーの予約は2か月前からですが、数分で予約終了するという凄まじい人気なのですが、ランチは当日の朝10時に店頭でのみ予約を受け付けるというスタイルになっています。(電話予約はなし)
うちの奥さんは落合シェフの料理のファンで、本も何冊か持っており、この店に行くことを切望していました。
そこでハロが産まれる前にやっておくことのラストとして、この店に行くことに。
前日に寝てしまったせいでなかなか寝付けず、寝たのは朝4時を過ぎてからとなってしまいました。
しかし、朝7時に根性で起床。
これまでに来店した人のブログなどで調べると、9時30分にはすでに行列ということだったので、朝9時に現地到着するつもりで算定したらこんな感じ。田園都市線・半蔵門線で永田町まで、そこで乗り換えて有楽町線で新富町で下車、そこから徒歩5分といったところ。
朝9時に現地に到着したところすでに18人が並んでました。
正直、早すぎたかなあと思ってたのですが、早すぎて正解。そこから列は伸びに伸びて、10時に予約を取り始めたときには列は67人となっていました。グループの場合は、代表者一人が並ぶだけでもOKなので、いったい何人が今日のランチに入店希望なのか不明です。
奥さんはさすがにずっと並んでいるわけにもいかなかったのですが、すぐ横に公園があったのでベンチで座ってもらったりしました。
予約は11時30分からの回と、13時30分からの回になっているようです。14時代もあったとの奥さんの指摘がありましたが、よく覚えてません(笑) なにしろ眠かったし。
私たちは11時30分からの回を予約して、その場から撤収しました。
銀座へも徒歩圏なのでそこで時間をつぶすのもいいかもしれませんが、我々は眠かったので近くにあったルノアールで時間を潰しました。土曜ということで競馬新聞を丹念にチェックしている人が多かった(笑)
さて、15分前になったので行ってみたら、再び行列になっていました。まあ、今回は順番というわけでもないので日陰で待ちます。
今日のランチは満席という告知が出ていました。
さて、11時30分を待っていますと、中年女性二人組が「こちらが列の最後ですか?」と聞いてきます。
さっきの行列で見た顔じゃないなあと思ったので「10時に予約されました?」と聞くと、よくわからない様子。
「ここのランチは10時に並んでる人だけが予約できるんですよ、僕等は9時に来ましたけど、そのときで20人、10時の段階だと60人以上並んでました」と言うと、愕然とした感じで去っていきました。さらにその会話を聞いていた数名がいなくなりました(笑)
11時30分になって名前が呼ばれ店内へ。
それほどは広くありません。私たちは店内奥の個室のような場所へ。
ディナーではおそらく個室として使っているのでしょう(落合シェフのブログで中曽根元首相が来店したときの記念写真がどうもこの部屋だった模様。2008年6月30日付け)。ランチでは3組6人が入っています。
メニューは2つ。Aコース(前菜+パスタ)とBコース(前菜+パスタ+メイン)となります。ドルチェは食事が済んだあとに改めて勧められます。
二人ともBコースを選び10分ほど待ちました。
テーブルには紙のランチョンマット。絵柄が微妙に違いました。
さて、前菜がやってきました。
奥さんは「今日の盛り合わせ」。いろいろいっぱい説明されてましたがまったく覚えてません。写真がボケてるのは「感動したから」だそうです。
私は「自家製生ハム」。薄いハムがいくつかくるくる巻かれて出てくると想像して頼んだものでした。小食なのでできるだけ少なめなものを選んでいたのですが来たのはこれ。
写真ではわかりずらいですが、暑さ1.5cmくらいあります。はっきりいってメインかと思いました。味がしっかりついててめっちゃうまいです。
これをクリアしてパスタがやってきました。
奥さんはエビとワタリガニのクリームソースパスタ。
私は茄子とケッパーのトマトソースパスタ。
やや細いパスタ。いろんなブログにあるようにやや固めではありますが、これがアルデンテというものなのでしょう。少なくとも私の好みです。自分で茹でるときもこんな感じだし。量はやや少なめ(200円プラスで大盛りOK)ですが、メイン有りのコースを選んでいたら、この量のほうがいいでしょう。大変うまいです。
さて、この段階でお腹は90%の満腹率。あまり量がないのを願っていたのですが、出てきたのはこれでした。
クイーンポークのグリル、レモン添え。
ソースはトマトソースも選べるのですが、パスタがトマトソースだったのであえてレモン添えで。
肉自体は塩胡椒のみの味つけですが、本当においしい。炭で焼いているのかな? と思うくらいのカリカリ感。
奥さんのほうはポークグリルのバルサミコソース仕立て。
肉もうまいですが、付け合わせの芋もうまいです。お腹が大きかったので半分しか食べられませんでした。
最後にドルチェ。
私は一番人気というカスタードプリン。(別料金)
奥さんは今日のムース。(別料金)
お腹が張り裂けるほどいっぱいになり苦しいながらも幸せな気分でお店を後にしました。