フナハシカズトブログ
※ここでFF関係に詳しくない人にも説明。
ネットワークゲームのFF11には利益を得るための中国人プレイヤーが多数存在しています(通称・業者)。
彼らはレアアイテムをドロップするモンスターを占拠し、高額アイテムを独占することによって市場価格を釣り上げたり(ゲーム内にはオークションがあり、市場原理を元に売り買いできるようになっています)、ソフトによって自動で動くように制御されたキャラクターを使って延々と釣りをしてアイテムを得たりします。
そして、これをゲーム内で換金してゲーム内通貨にして溜め込みます。
そして、このゲーム内通貨(ギル)をリアルマネー(円とかドル)で買ってもらうのです。
一般プレイヤーの中でもゲーム内でお金稼ぎをするのを面倒くさがったり、どうしてもほしいアイテムがあって、それを買いたいという人はある程度存在します。そういう人は、ギルを売るというサイトに連絡をつけ、指定された口座にお金を振り込むと、ゲーム内の自分のキャラクターにギルが送られてくるという流れ。
これで見事にゲーム内のアイテムや通貨が本当のお金に変わってしまいます。この行為をRMT(リアルマネートレード)といいます。
お金の価値の差によって、日本ではたいしたことない額でも、中国では1か月食っていけるぐらいのお金が入手できるので、中国人業者の暗躍でFF11内の経済は崩壊しかけました。
そこでスクウェア・エニックスが業者撲滅を掲げ、怪しいアカウントやキャラクターを調べ、黒とわかったものはすべて削除するという処断をしていきました。1年ほどイタチごっこは続きましたが、現在では中華業者もあきらめたのか経済はなんとか復元してきています。
すると。
今度中華業者がやりはじめたのは乗っ取りなのです。
FFに関係する日本のサイトや掲示板、2ちゃんねるの関連スレなどに、いかにも重要情報が書かれてあるというような文面を載せ、そのURLに誘導しようとします。
そして、そのページを踏むと、自分のPCに保存してあるFF11関係のアカウントやパスワードを抜かれてしまうのです。
あとは入手したアカウントとパスで日本人ユーザーのキャラクターを乗っ取り、装備をすべて換金し持っているギルを奪うという、まるで強盗のようなことをやらかすのです。
中華業者もよほど切羽詰っているんでしょうが、本当に奴らは悪辣です。この地上から抹殺してもいいと思うんですがね。
※説明終わり