7時起床。7時15分〜8時に朝食。 
本日はコーラル島という近くの島へのオプショナルツアー。 
コーラル島というのは俗称で、本名はヘイ島(Ko Hey,Koとはタイ語で島)というそうです。地図ではヘイ島と書かれていることも多いので頭に入れておくといいかもしれません。 
さて、8時にロビーでピックアップということになっていました。 
5分ほどたって、迎えのバンが到着。誰も乗っていませんでした。人気がないのかな、と思っていたら、なんのことはない、これから各ホテルを回るところだったようで、わたし達のあとに2か所に寄りました。黒人男性3人組と韓国人カップル1組が後から乗り込み、いざシャロンビーチへ。 
コーラル島へはシャロンビーチから出ているスピードボートで15分です。 
シャロンビーチは島の南東側にあり、途中でホテルに寄ったこともあり、到着したのは50分後でした。 
立派な港がありますが、我々は砂浜から直接ボートに乗り込みました。10人程度で一杯になる大きさです。モーターボートを一回り大きくしたような感じで、ヤマハのエンジンが2機ついていました。 
オプショナルツアーの客は白人が圧倒的に多いです。なかでもロシア人が目立ちます。アジア系は韓国人と中国人が多いですね。日本人は一人もいませんでした。 
ちなみに日本人のように「恋人同士」で海外旅行に韓国人は来ません。儒教的な考えからだそうです。韓国人カップルはまず間違いなくハネムーナー。しかし、中国人は恋人同士でも来るようです。 
同じボートに乗り込んだグループは若くておそらく20歳前後だと思います。男はふくらはぎに刺青を入れたり、ピアスをしたり、茶髪でいかにも現代っ子という感じ。「いいところのボンボン」の匂いがしました。女性は美人ギャル系で、いかにもお金持ち好きって感じ。スタイルは良く、小顔でした。この子はあとでけっこう流暢な英語をしゃべっているところを耳にしたので学歴は高いのかもしれません。 
さて、スピードボートは爆音で海面を疾走します。 
その音の大きさでハロが泣きぐずりはじめました。 
外海に出ると波の上をポンポンと飛ぶため、ふわりと飛んだり落ちたりする妙な感覚(ジェットコースターで落ちるときのような)が続きます。これ、弱い人は間違いなく船酔いしますね。 
歌をうたったりなんとか機嫌を取っているうちに到着。やはり砂浜から直接上陸しました。 
綺麗な島です。 
おお、そうだ。デジカメのズームの調子がよくないと、奥さんが言ってたからちょっと試してみよう。ちなみにあまりに明るいため、液晶画面がほとんど見えません。 
Oh,Nice. 
男性諸氏は私をあがめたらいいと思う! 
さて。 
綺麗な白砂のビーチであるこの島でしたが、残念ながら海水はやや濁っており、枯葉などのゴミが浮いていました。 
これは昨夜の激しいスコールのためだと思います。乾季に来たら、さぞ綺麗なんだろうなあと思いながら、海へ入ってみました。ライフジャケットは着用必須です。 
おや。歩いて10メートルくらいでもう足がつきません。 
とりあえず浜に戻りました。 
浜にはビーチチェアがしつらえてあり、自由に使うことができます。 
さて、ハロを浜に立たせてみました。 
裸足で立たせると嫌がります。片足を上げた状態で、私の体によじ登ろうとするくらい。どうも、砂の感覚がイヤなようです。 
それとも、外で裸足では歩いてはいけない、と思っているのか。 
しょうがないのでサンダルを履かせると普通にテクテク歩きます。 
浜に直接座るのが嫌なようなので、親二人で砂で椅子を作ってあげました。 
よい天気になったので、南国の陽射しをあまり長い間浴びさせるのもよくないので、短時間で木陰に撤退。 
ほどなく、昼食となりました。これは料金に含ませています。 
ちなみにこのツアーの料金は大人一人750B(2250円)です。昨日の象のツアーは800B(2400円)。 
食事はタイ料理。 
チャーハン、チキンカレー、野菜の炒め物、鳥のから揚げ、スープなどがありました。 
味はまあ、それなり。チキンカレーはおいしかったです。スープはレモングラスが利いててこういうのが嫌いな人は厳しいかも。 
飲み物はマンゴーシェイクとパイナップルシェイク。これは絶品でした。 
ハエがぶんぶんたかってくるので、それらと戦いながら食事完了。 
食後は場所を変えてコーヒーと紅茶のサービスです。めちゃめちゃ甘いです。 
ここからは各施設の紹介。 
売店です。アルコールも売っています。ただし、アイスクリームはここにはなく、ケースを持ったおにいちゃんが行商みたいに売っていました。食後に買おうと思ったら売り切れだそうで、早めにいかないといけないようです。 
売店に背中を向けて撮った写真。砂浜から上がったところはこんな感じ。 
これはシャワー兼脱衣所。けっこう新しくて清潔です。 
ただし、シャワーは海水シャワー。当然温水ではありません。 
シャワーの奥にはトイレがありました。 
食事を取ったレストラン棟。 
銭湯の下駄箱みたいな、数字の書かれた箱は有料ロッカーです。 
カギは南京錠でした。1日借りて100B(300円)。 
さて、ハロがうんにょさんしてしまったので、ちょっと時間は早いですがシャワーを浴びて着替えることにしました。時間になると混むのもいやですし。(しかし、大多数の人は水着のまま帰還していた) 
14時30分、召集。再びボートに乗って帰ります。 
またまた爆音と上下動でハロが泣きます。二人で必死に「電気の子ビリー」を歌いながら(最近のお気に入り)なだめます。 
ボートから降りて帰りのバンへ。 
今度はかなり早い時間でホテルに到着です。 
我々の泊まっていたリゾートはパトンビーチの南端になるので、一番最初に降りることが出来たのでした。 
お風呂に入り、水着を洗い17時。 
私が単独でマッサへ。今回はオイルマッサージをチョイス。1時間300B(900円)。 
日本で同等のサービスを受けるとなると最低でも6000円はするでしょう。 
ちなみにプーケットのマッサージ料金はサムイ島と同じでした。 
1時間のつもりで入ってもそこはマッサ嬢から「2時間はどう?」と聞いてきます。 
「I want to do so,but my wife says NO!」と答えたら、笑顔で「Tomorrow」と切り返されました。思わず苦笑。 
18時30分に部屋に戻りました。 
ハロも機嫌が直ったようです。 
私が前日から「日本のラーメン食べたい」と言ってたせいか、奥さんが「ジャンクセイロン」にある日本レストランに行こうといいます。もちろん賛成。 
歩いていくつもりだったけれど、エントランスを出てしばらく行ったところで、ちょうど客を降ろすトゥクトゥクを発見、念のために値段を聞いてみたら、150B(450円)で行ってくれるとのこと。タクシーは300Bですから半額です。喜んで乗りました。 
以下、夜の街。 
あっという間につきました。再びジャンクセイロンの写真。 
なんとビックカメラも入っています。 
そして、フジレストランへ。 
寿司からラーメンからカレーなどいろんなものが食べられます。 
私はラーメンセット、奥さんはお弁当。ハロのためにヨーグルトを頼みました。 
ラーメンの味は……スープはどこかで食べたような醤油です。麺はイマヒトツ。 
ちょっと茹で過ぎかも。餃子は冷凍ものでしょう。 
店内は一組日本人男性グループがいましたが、その他は白人ばかりでした。料理は意外にきちんとしています。となりに白人のかわいい女の子(8歳くらい)がいて、顔をにょきっと出してハロのほうを見てたそうで、奥さんが笑いかけるとこちらにやってきました。 
奥さんが英語で歳を尋ねると、なにやらよくわからない言語で首を振ります。英語がわからないようでした。奥さんがハロを指差して、ハロの名前を言うと、気づいたのか、「クリスティーナ」と答えました。なんとなくロシア人かなと思って、「ロシア?」と聞くと、うなづいたので、指で我々を指して「ヤポンスキー」と言うとうなづいていました。生ロシア人と会話したのは初めてです。 
ちなみに私が知っているロシア語は 
オーチン(とても)、ハラショー(すばらしい)、スパシーバ(ありがとう) 
程度です。「オーチンハラショー」は10数年前に話題になった写真集のタイトル。興味のある方はググってみてはどうでしょう。勤務先ではやらないほうがいいと思いますけど。 
スパシーバは、テレビ「電波少年」の企画でシベリア鉄道の乗せられて曲を作れと言われたBlume Of Youthが帰国したのちに作ったアルバムのタイトルでした。 
ちなみにヤポンスキーっていう単語を覚えたのは確か「ルパン3世」だったと思います(笑) 
さて、ジャンクセイロンの地下でTシャツを購入。またまた奥さんの値切りが炸裂し、ロシア人が200Bで買っていたのを130Bで買い叩いていました。今更ながらすごい才能です。 
さて、帰りもトゥクトゥクに乗ろうかと乗り場を仕切っているおっちゃんと交渉。 
しかし、まったく相手にしてくれません。 
実は相場が200Bなのです。 
私が「We take another TUKTUK 150B」と言っても「あー、そうかい」みたいな感じで話になりません。 
「じゃあ、いいや」と日本語で宣言した奥さん、くるりとおっさんに背中を向けてスタスタ歩いていきます。背中からなにやらタイ語でわめいているおっさんが、「OKOK! 150 OK!」と言ってきました。 
勝利です。 
相場200Bを50Bも値切り我々は完全勝利しました。 
値切ったせいか、帰りのトゥクトゥクはものすごい速度。 
あっという間に到着しました。 
ロビー棟に入るとそういえばウェルカムドリンク券がまだあったことを思い出し、オーダー。 
おいしかったです。 
23時就寝。 
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閑散期ということもあり、プーケットに日本人は少なかったです。 
6年前から東南アジアのリゾートを巡っていますが、ロシア人と中国人の進出が年を経ることに大規模になってきています。経済発展をこんなところで感じます。 
日本語の看板はまったくありませんが、ハングルの看板はありました。 
マレーシアでは多い中国語の看板も見当たりません。 
もともとヨーロッパ人のためのリゾートの名残でしょう。 
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この旅の間、いろんなものを忘れてかけました。 
「デジカメどこやった?」 
「ビデオどこ?」 
「財布どこ?」 
探すとほどなく出てはくるのですが、これまでこんなことはあまりなかったのです。とくに奥さんが忘れることはありませんでした。 
これはまず一番に子供のほうに神経がいってるため、そのほかのことはその場限りの処理になり、あとですっかり忘れているんじゃないかと奥さんの推測。 
そのため、カメラと財布に関しては場所を移す場合、必ずお互い言うようにしました。言うだけでも忘れてしまったことがあったため、日程の後のほうでは、電車の運転士のように指差し確認までやっていたくらい。 
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ここからは風俗からみの話なので、そういうのがイヤな方はスルーしてください。 
プーケットを歩いていると白人男性とタイ人の若い女性カップルというのがよく目に付きます。これは実は男性が滞在中だけの、いわば「契約愛人」なのです。 
男性はゴーゴーバーなどで買春相手を探します。ショート(2時間)で1500〜2000B(4500〜6000円)。日本だと25,000円くらいだと聞きますから1/5です。おっちゃんたちが大量に買いに来るわけです。ロング(朝まで)だと3000B(9000円)。しかし、ここで相性がいいとか、気に入った場合は、滞在中ずっと囲うこともできるのです。 
この場合、男性・女性ともいちいち相手を探す手間がなくなりますし、一緒にいる間のご飯などは男性持ちになるので、女性のほうもラクなのです。 
この旅の間、たくさんのそういったカップルを見ました。 
それもまた、タイという国の一つの産業なのです。