2008.03.07 Friday
13:18 | posted by
kazuto funahashi
今は明石を通る東経135度の線を日本標準時としていて、日本領土はどこであろうとも同じ時間ということになっていますが、戦前にはもう一つの標準時があったそうです。
「西部標準時」というもので東経120度を基点とし、そのエリアは沖縄の宮古列島、八重山列島、台湾、澎湖列島で1895年から1937年にかけて使われていました。42年も使われていたんですね。明石の「中央標準時」との時差は1時間です。
日本の場合はそれほど東西に大きいというわけでもないので標準時が1つでも問題ないのですが、中国の場合、あんなに大きい領土なのに、北京時間が中国標準時となっています。地図を見たらわかるとおり、北京は中国の東のほうに偏っているので、太陽の南中時刻は中国の東端だと午前11時頃、西端だと午後3時ころになります。
その逆にロシアは11の標準時があり、その1つである「ヤクーツク時間」は日本とまったく同じ時間となります。