前日にお風呂を頂いた後「お義母さん、明日何時に起きますか?」と聞いたら「10時くらいにお雑煮出すから、そのあたりかねぇ〜」とのこと。
なので、9時に携帯のアラームをセット。基礎体温をつけてから簡単に髪をクリップで留める。ダンナさんはまだ眠っているので静かに、洗顔用具を持って1階へ。義弟クンの彼女もいっしょに。
顔を洗ったあと、おかあさんが大鍋にお湯を沸かして、出汁をつくったあと大根や人参を一緒に茹ではじめたので、台所の片側に立ってみる。
お正月は1日が白味噌(西京味噌仕立て)で、2日がお澄まし、そして3日はまた白味噌なのだそう。この順序は、本家からずっとそうなのだそうです。大根も人参もわたしがほとんどスーパーでしたか目にした事のない京のものでした。どちらも細く小ぶりで、人参はオレンジというより朱色。輪切りにして入れるのは、『今年一年まぁるくまぁるく』の意。
味見をさせてもらいながら、頭と舌に味を叩き込む。
7人で食べる朝ご飯は賑やかで、忙しく楽しい。前日の夜は食べた後、お義母さんに目で「座ってたらいいんよ」と合図されたので、お手伝いもろくにせずにお義父さんの話を聞いていたのだけれど、今朝は「洗いますね」と立つと快くシンク前の場所をゆずってくれました。
昼過ぎ「桃香ちゃんを、大阪見物連れてったれ」というお父さんの言葉に、出かけることに。とは言っても、今夜の宿は天満にとってあるので、なんだか申し訳ないことに、これでお暇することになってしまう。次回は2泊させてもらおう。
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13時出発でとりあえずホテルに荷物を置きに。まだチェックインまで時間があるのだけれど、レジストカードに彼が記入している間に「お部屋用意できましたのでどうぞ」といわれる。さすが名物女社長の
アパホテル、教育が行き届いています。
荷物を部屋に置いて、大阪経由で阪急に乗換え南茨木まで。ここから大阪モノレール乗車で万博公園へ。太陽の塔を見てきました。あまりの大きさにビックリ。うちのトイレにある岡本太郎美術館で買ったオブジェの一体何倍あるのだろう。
たこ焼きを食べて写真をとったり、ビデオを回したりしたあとに心斎橋へ。彼に見たい見たいとねだっていた『くいだおれ人形』『グリコの看板』『カニ道楽』『づぼらや』を見せてもらう。タイガースが優勝すると人が飛び込む橋のあたりなども、ものすごい人混みでした。
そのあと、ふたり共通の知人から「新世界のてんぐに行っておいで」と強力に薦められていたので、新世界はジャンジャン横丁へ。18歳まで大阪にいたダンナさんにとって、【新世界=怖い】という図式が成り立っていたそうなのですが、いまはすっかり明るくなって、賑やかに。それでもガード下の暗くて雑然とした雰囲気なんかは、わたしにはちょっと初めての世界。
着くと既に列が出来ていました。30分くらいと読んで、並んでみました。晩ご飯タイムのピークらしく、わたしたちのあとにズラーッと人が並びだし、40分くらい並んで店内へ入ったときは列が倍以上の長さになっていました。
で、飲み物を頼んだ後、知人のオススメの『どてやき』1本といろいろ串かつを注文。ダンナさんは内臓系が苦手なので、『どてやき』はパス。見た目はかなりこってりしていますが、柔らかく煮込んで油抜きした牛スジは意外とさっぱり。結局帰るまでに2本追加。
串かつは、とても細かいパン粉がカラッっと揚げられていて、しかもなかの衣はしっとりぽってりした感じ。山芋が入った衣につけてからパン粉なのかなぁ・・・。
ソースはウスターと中濃の中間くらい。舌にピリリとくるんだけれど、たぶんウスターソースのそれだと思う・・・真相はいかにw
たっぷり食べてふたりで3100円くらい。ちなみに『どてやき』は1本100円。串かつは100円から。
もう美味し過ぎのこの味に、毎回帰省のたびにここへ連れてきてねと、なんども念を押す。
そのあとは通天閣へ。大阪で生まれ育ったダンナさんですが、実は一度も登ったことがないとのこと。ギリギリの時間だったのですが、入り口でウロウロしていると近くの店の人が「まだあがれまっせ」と声を掛けてくれました。
彼が夜景をビデオに納めている間、不思議にキュートなビリケンさんに釘付けの私。たった20円しかお賽銭をあげずに、沢山お願いしてきました。
そのあとは地下鉄で扇町まで行き、ファミマで飲み物を買ってホテルへ。
テレピのあと、露天大浴場でのんびりのしてから、おやすみなさい。