Calendar
<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

【本】ショートソング(枡野 浩一) 集英社

4087460975.09.MZZZZZZZ.jpgほろ苦い恋愛を経験する前に、3段飛びでイタ気持ちいい恋愛人生に入ってしまったわたしとしては、読むのに実はちょっと勇気が必要でした。読み始めの数行でほんの少しだけ「ラストまで読み切れるかしら…」と既に斜めから読み始めた次第。

しかしそんな不安は言うに及ばず、歌詠み人の書く小説。全編にわたってリズム感があり一気に読み終えました。その反面、もうちょっとコッテリした嫌味な部分が描かれていても良かったかなぁ…という読後感があったのだけれど、これはきっとこの枡野浩一という人の味なんだろうとも思いました。

登場人物は誰も個性的で愛らしい。そして、それぞれがそれぞれの理由で繋がっているように見えるけれど、それぞれは実はとても孤独な存在として描かれている。それを表現するために、お互い意外の人間との繋がりがあまり描かれていないのであれば、かなりのテクニシャンだと思った。

レビューを書くにあたって言葉を選んでみると、あ〜だから短歌なんだ。ショートソングなんだと、改めて気がついたんだけど、この解釈は的はずれだったりするのだろうか?

この人が書く、創作物としての人間のもっとドロドロした厭らしい部分を描いた作品もいつか読んでみたいと思いました。


【追記】
それから本の内容とは別に…実は電車の中で各章のタイトルと、丸囲みのCherryboy/Playboyのマークを親指で隠しながら読みました。これはある意味、作者から読者への羞恥プレイなのかと思いました。

次回作に期待のちょい甘め、☆4つ。

読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

【本】東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン(リリー・フランキー)。

41A3HQ6WNAL._AA240_.jpgリリーさんの飄々とした雰囲気が好きなので、ずっと「読みたいなぁ・・・」と思っていて暫くしたら、ダンナさんが買ってくれました。

読むのが早い彼が先に読んだのですが、読んでいるあいだの数日間で彼の中で何かが変わり始めているのが、わかりました。

 「親の死を乗り越えて、初めて一人前になる」

よくそんな言葉を聞きます。わたし自身も最愛の父の死を乗り越えたとき、母の生死にかかわる大手術を経験したとき、自分でも「変わった」と思うほどに大きく自分の中で何かが変わっていきました。

忍耐するということ、思いやり・・・そんなことをそれまでの視線とはまた違う方向から再認識できたような気がします。

そんなリリーさんのオカンやオトンとのエピソードや思いを読むことで、まだそれを経験していない彼が変わっていく。大阪に住む義父からかかってきた電話に、「オトン・・・あれはどうなんや?」と興味のある話題を選んで語りかける横顔が、とても嬉しかったです。

リリーさんの育った街が、わたしの生まれ育った街ととても似ていてどの景色も懐かしかったです。

実は、オカンが危篤状態に入ってからの2ページを、どうしても読むことが出来ず、最初に飛ばして最後まで読みました。そのあと深呼吸をして、その2ページをようやく読むことが出来ました。

自分の身体の中にとどめたい・・・その気持ち、わたしも同じでした。冷たく横たわる父の顔をいつまでも撫でていました。人からは奇異に見えるかもしれないけれど、生まれてからどんな係わり合い方をしてきたかによって、それが当たり前の姿である場合も多いと思います。

オトンの哀しみも痛いほど心に刺さりました。

この本を読んだ人が、いつまでもこの本を大切に胸に抱いてくれますように。

あの日、寂しさで壊れそうな思いを押しこらえ、「幸せになるのよ」と、遠く離れたここに送り出してくれた母に感謝。
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

世の中を見てて思うこと。

たまに、国会中継を見たり、世の中を見てて思うこと。

何かのことで、まるでオニの首でも取ったかのように、ネチネチと言い続ける人と言うのは、結局自分に自信がない人なんだろうなと思う。

「なにやっても敵わないんです」の裏返しをしてしまってることに、自分でも気づいていないのは、とても可哀相だなぁと思ったり。言ってること黙って聞いて、一連の言動をつなげてみると、ちぐはぐな部分がはっきりしてくる。

なるほどぉ…そういうことか。それにただ虚勢を張ってるだけなんだなぁ。と思ったり。

「国民の為を思って言うんです。あなたの為なんですよ。こうしたらどうですか」って言ってんだけど、問答繰り返すと「ねたましいから、それをさせたくない」と言う考えが根底にあるんで、どんどん辻褄のあわない部分が露呈してくる。気づかないのは本人だけで。

そういう人は馬鹿だなぁ…と思ったりね。
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

【本】アンネ・フランクの記憶(小川 洋子)。

4043410034.09.MZZZZZZZ.jpgレビュー アンネ・フランクに憧れて作家になった著者による、アンネ・フランクの足跡をたどる旅。

センチメンタルに染まるのではなく、比較的ドライにアンネとかつて進行・繋がりのあった人々・所縁の地を訪ねているように思います。
長い月日の中、それぞれの人が自分の中でかつての記憶をかみ砕きながら今に生きているといることを側面から感じることが出来ました。
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

【本】図解マナー以前の社会人常識 。

4062569639.09.MZZZZZZZ.jpgわたしの場合、子供の頃から躾に関してはかなり厳格に育てられたこともあり、ある程度の常識を身に付けて社会に出ることができました。また、最初に就職したホテルフロントから始まって接客業についていた期間にみっちり仕込まれ、転職した際には新人のマナー教育をまかされたことも。

そんなわたしでも、家庭に入ってのんびりした日々を送っていると、いつか些細なマナーを見落とす人になりそうで、ちょっと買ってみたこの本。

描かれているのはどれも当たり前。

社会人なら身に付いていて当然のことばかりですが、それでも改めて読んでみると、ちょっと襟を正されたような気がして、しゃんと姿勢まで良くなりそうです。
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

最近買った本より2冊。

ぶるーたす.jpg雑誌ブルータス最新号。



フレンチ特集だったので、土曜映画に行く途中で思わず買いました。ふたりでワインセレクトして2万円以内のコース(この雑誌の企画で期間限定)なんかも載っていたり。他にもいろいろとお料理の紹介が。



この2年続けてわたしのお誕生日にリザーブしてくれてるお店は、軽めに食べて、ふたりでワイン安いの1本入れただけで4万近くなっちゃうから

「今年はこの中のお店から選んでくれてもいいよ?」

と言うと

「どのあたり?六本木かぁ…夜はあのあたりはなぁ…」

大人の穴場的お店って雰囲気がいいので、あまり気乗りしない様子でした(´・ω・`)



この号は、盛りつけも参考になって、とても素敵。

昨日もダンナさんがヒストリーチャンネル観てる横で、パラパラと眺めていました。



はーぶ.jpg他に、先週買ったのがハーブの本

2年前に出た新古本っていうんでしょうか。(要するに新品)

なんと105円でした。古本屋さんはほとんど行ったことないのですが、ふと目についたブックオフにフラフラと入って見つけました。



あと本は何冊かレヴューか書きたいのあるんだけど、読みっぱなしになってます。
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

消費セラピー。

本屋で「辛酸さんってどこかで見た人だなぁ…」と手に取りました。たしか以前、ご本人がmixiにいらっしゃった時期があったような…。



電車のお伴に軽く読めればいいか…程度の気持ちで、少しも期待せずに買いました。



が、



が、面白すぎでした。クッククックと肩震わせてどんどん読み進みました。



このサーヤ似のどちらかというと地味な(失礼;)辛酸さん。中身はどうして、いろんな色を持ったおもちゃ箱のような人です。どうか、売れっ子になっても、そのまま庶民平民のままで、ドッキリドキドキな人でいてください。消費セラピー.jpg
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

東京裏路地「懐」食紀行。

東京の下町の雰囲気や、昭和の匂いが好きなので購入。



独特の語り口調に最初はとても違和感を覚えましたが、じき慣れました。内容は、かつて戦後に出現した闇市の名残を残したままの怪しい居酒屋(というより、食いモン屋)のお店とメニューの紹介です。「安い・旨い・腹いっぱい」これのみです。



わたしもかつてそういう行きつけの飲み屋があって、食べ物はどれも1品250円程度、熱燗頼むとこれが妙に悪酔いする安酒で、でもその雑多な雰囲気が好きで、一日の締めにちょくちょく行ってました。



いつか必ず消える運命のこれらの店が愛しくもあり懐かしくもあります。そんなわけで御祝儀で1つ増やして、星4つ。



【満足度】・・・★★★★☆
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

博士の愛した数式。

20060222-1book.jpg小川洋子作品は、たぶん初めて読みました。

映画のCMをTVで観て、映画よりもその原作に興味を持ち購入。



博士と私の間には恋愛関係などは存在しないのに、どこか艶っぽい印象が残ります。それが終始ココロのなかにあり、暖かな気持ちに。登場人物の心の揺れや、感情の交差する様がとても素直に描かれています。



結末はどうあれ、博士にとってふたりとの出会いは、記憶に残らなくてもとても暖かなものだったと思います。



原作を読み終えた今、映画本編を観に行くかとても迷っています。演じられている方々から大丈夫だとは思うのですが、この暖かな思いをいつまでも抱えていたくて。







博士の愛した数式

[amazon:1500円以上で送料無料]
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)

【本】おまるから始まる道具学―モノが語るヒトの歴史。

4582852653.09.MZZZZZZZ.jpg『道具学』って、変なことを突き詰めちゃう人って、こういうジャンルにまでいるんだなぁ(いい意味で)と思った本。

人類はほんとに知恵を使って様々な工夫をして、いま日常で使っている道具を創り上げてきたことがよく判ります。
読書。 | comments (0) | trackbacks (0)