ドキュメント出産:2【ママ編】8/27(水)。

2008/08/27 Wed 23:59
momoca funahashi


ドキュメント出産(2)【パパ編】は以下
http://onshore.x0.com/blog1/log/200808.html#eid2152

ひとつ上の階の陣痛待機室に車椅子で移動してからの記憶はさらに分断化。この部屋は両親学級で一度見学していて、ずらっと6〜8床程度のベッドがカーテンで仕切られていて、分娩室がすぐ隣にある。いったんダンナさんが待機室から出て、そのあいだにNST(ベビーの心音と陣痛の間隔を測定する機械)をつけられたり、病歴や手術歴に関する問診などなどを陣痛の合間に受ける。合間といってもすでに陣痛は3分間隔になっていて、3分間隔で約1分の陣痛の波が襲ってくるので、質問を受けて答えようとするとすぐに次の痛みが襲ってくる。

ダンナさんが戻ってからの医師やスタッフとのやり取りは、痛みで朦朧としていたのでダンナさんの日記を読んで改めて記憶しなおすという感じ。ただ、体につながれるチューブや機械が増えていくことで、そのときが着実に近づいてくることを感じていた。ダンナさんが入院手続きや飲み物を会に売店へ走っていたときは、ひたすら呻いたり「痛いよう…気が遠くなっちゃうよぅ」と言う程度だったのに、ダンナさんがそばにいると甘えが生まれるのか「わたし頑張れるのかな」「怖いよう…」そんな情けない弱音も吐いてしまった気がする。

ドクターとのやりとりで、「児頭骨盤不均衡」といってわたしの骨盤がベビーの頭の大きさに比べ狭いこと。陣痛が進行しているにもかかわらずベビーがいっこうに降りてくる気配がないこと。このオペのレベルが『準緊急』であること、しかしオペ室がいっぱいでもうしばらく待つしかないことなどを知る。

痛みって、時間制限のある我慢ならなんとか出来ても、いつまで我慢したらいいのかわからない痛みは、その倍も辛く感じるものだなぁ…恋愛と一緒だなぁ…なんてどうでもいいことを思う。

こんなに痛いのに平然と訪れる生理現象。数日間苦しんでいた便秘とともに尿意を感じる。
けれど車椅子でトイレへ移動なんてとても出来ない状態で、トレイ状のおまるを用意されるが、がんばってみたものの無理。次第に(この陣痛の痛みも、お通じさえあれば少しは軽減されるんじゃないか)と思い込み始め、なんとしてでもトイレへ行かねばという使命感が芽生えだす。「車椅子、頑張る」とダンナさんとナースに支えられ、ヨロヨロと車椅子でトイレへ。とりあえず、女子としてここだけはと、心配で個室に同行しようとするダンナさんを阻止。大きいほうはとてもじゃないけど無理だったものの、おしっこはよくがんばったというぐらいに排出して、少し楽になる。

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