9.11〜アメリカを変えた102分

2009.09.11 Friday 16:45
kazuto funahashi


ヒストリーチャンネルで「9.11〜アメリカを変えた102分」を見た。テレビで放映されたものではなく、一般市民が撮影していたビデオや、時間の都合でカットされていたテレビ局のものなどを再編集したもの。

WTCからわずか2ブロックしか離れていないところから撮影されていた映像は、飛び散るかけらのディテールまでがくっきりと映っている。当日が快晴だったこともあり、鮮やかなコントラストの映像が、その悲惨さをより際立たせる。

火災の熱から逃れるために身を投げたであろう人も偶然映っているが、撮影者は「椅子じゃないのか」などと言いながらもなおも回している。おそらく「そんなことはあってはいけないんだ」という想いがそう言わせているんだと思うのだが。

タワー崩壊のときも「煙で見えないんだよ」なんて言ってるんだが、その背後から流れてくるテレビの実況が「タワーが崩壊した」と告げており、せまりくる煙を避けるために急いで窓を閉めるところが生々しい。

あの煙の中はどうなっているのか、当時も思っていたんだけど、映像を見ると「まったくの闇」だった。呼吸すらできないのではないか。恐ろしい濃さの粉塵の量だったと思う。

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当時、米国出張中だった日本人サラリーマンの体験談を見つけた。
軍人相手に会っていたりするので、重工業系な人だろうか。

http://www4.plala.or.jp/mammamia/travel/tero/tero.htm

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この日、私は会社で第一報を見た。

ちょうどそのとき、会社で珍しく同期の同僚と喧嘩しそうになっていたのだ。
仕事の進め方かなにかだったと思う。すると誰かがテレビをつけた。NHKだったと思うが、WTCから火が立ち上っている。2機とも突っ込んだあとだった。2機めが突入するシーンが繰り返されており、「これ、セスナやないやん……ジャンボジェットやないの?」と思ったんだけど、「そんなアホなことがあるかいな」とも思っていた。まだ、この時点では「テロ」じゃなくて、「事故」だと思っていたからだ。

喧嘩なんかどこかへ吹き飛び、みんなテレビを囲んでいた。こりゃ大変だ。
家路につこうと駅へ行ったら酔っ払った上司とばったり会った。上機嫌の上司に「ニューヨークのツインタワーにジェット機が突っ込んでエライことになってますよ」とまくし立てて帰宅したことが今も思い出される。

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