思う。
2004/09/10 Fri 00:00
momoca funahashi
「もっといい子になる?」
「うん・・・」
「うんじゃないでしょ。はいでしょ」
「はい」
「じゃ、ずっといい子でいられる?」
「はい」
「もっと素直になる?」
「はい」
「俺がずっと大切にしたら、根拠のないヤキモチはもう妬かない?」
「はい」
「もう生意気言わない?」
「はい」
「誓える?」
「はい。ずっとずっといい子でいます。素直になります」
「ちゃんとそうしていられたら一生愛してあげるよ」
あなたも不安なのだと、とてもよく分かっています。この得体の知れないわたしの全てを受け入れるのに、あなたも大きな不安を抱えているのだと思います。
『いい子』だとか『素直』だとか、人それぞれの概念でずいぶんと違うものだけれど、この半年・・・正確にはもっと長い月日、あなたと言葉を交わし身体を重ねてきて、あなたの思うそれらがどんなものか、ちゃんとわたしには伝わっていると思います。
決してなんでもかんでもただ「はい」を言うだけの女性ではなくて。また、ただひたすらあなたの思い通りになるだけの女性でもなくて。ちゃんと自分の考えを持ち、ちゃんと大人としての判断が出来、そして自分が間違いであるときには素直にそれを認めて、それを改善しようとできる女性に成長することをあなたは望んでいるんだと思います。
あなたに出会ってから、外見・服装・言葉遣い・・・いろんなことを指摘、というよりアドバイスされそうしてきて、今あれから半年後のわたしは、あの頃よりもずいぶんステキに近づけた気がしています。
くよくよと悩みつづけたり、落ち込むだけではなくて、それをちゃんと自分で乗り越えて、そしてひと回り成長して・・・その為にあなたは、落ち込むわたしや悲しがるわたしの心をとき解してくれるのだと思います。決して、泣いててかわいそう、落ち込んだ気分が滅入るから・・・そんなだけじゃないことを、充分分かっています。
-*-
わたしはこうしていろんなことを思います。そして今日も、笑顔で「おかえりなさい」が言えるのです。
考えすぎることなく、自然に思う。それでいいのだと思います。
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