止まらない涙。
2004/10/23 Sat 00:00
momoca funahashi
海に変わり 僕が写してあげる
つまづきとまどう日々も やがて
光る未来となる
どなりあった時間(とき) 心に閉じ
僕の左の定位置で ほほえんでる
捨て置いてきた 全ての思い
もう振りむかなくて いいんだよ
あたたかな体温で きっと
枯れた記憶になる
泣きながら 笑わないで・・・
君が 昔あおいだ 大空の眺めより
もっと素敵な 景色を見せるよ
二人で歩き出す 道の向こうに
見つける 幸せの光
image[20041022-message.jpg]一行目を読んだとき、あぁ、これはそれまで数年間の文字だけの知り合いから、声を聞くようになり、そしてとうとう初めて去年の11月に会った日のことなんだと、わかりました。そして涙、どうしようもないぐらい、とめどなく溢れる涙。わたしが趣味として写真を撮っていた時代、空ばかりを撮りつづけていたこと、そしてそれも含めハタチ以降のアルバムを全て捨ててしまったこと。ちゃんと覚えていてくれたのでした。
「歌詞をこうして書くのは20年ぶりかなぁ・・・しかも手書きで。そのあとはもうワープロやらPCやらだったし」そう照れくさそうに笑う彼。「でもね、今回は、数年前に書いていたショートストーリーの形じゃダメだと思ったんだ。ちゃんと歌詞にしたくてね」
彼は、学生時代にバンド活動をしていて、作詞作曲をずっとしていた人なのでした。
「ありがと。ありがと」を繰り返すだけのわたし。
「これ、一応プロポーズなんだけど・・・」
「結婚しようか」
頷くのが精一杯でした。何かちゃんと、きちんとお返事をしなくてはいけないのに、と思うけれど涙が止まらなくて。ようやく、深呼吸しながら途切れ途切れに言えたのは「もっといい子になります。もっとキレイになります。だからずっと側に置いてください。お嫁さんにしてください」という言葉でした。
-*-
幸せになりたくってずっと歩きつづけたの。幸せが、全ての人に平等にあるのだとしたら、絶対わたしの分がどこかに残っているはずだから、探さなくっちゃって思ってきた。絶対に見つけてやるっと思って。見つけたらもう二度と手放さないって思ってた。
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