こんな日は髪を切ろう。
2004/10/22 Fri 00:00
momoca funahashi
あなたの過去は
わたしの記憶から消し去ってしまおうと
心に決めた夜なぜかわたしは
カルピスサワーたった1缶で饒舌になり
話題に関連付けて
わたしの過去の些細な出来事を
時折話してしまったように思う
わたしはなにがしたいのだろう
たぶん
お互いがそんなこと
もう関係ないよと
聞いても話しても気にも止めない日々を
きっと求めているのかもしれない
最初の何度か
瞬間ちょっと嫌な表情をしたあなたに
気がついていながら
そのせいで
いつしかあなたも今夜はそれでいい雰囲気と思ったのか
初めて抱いた子とのエピソードを
名前付きで話した
ほんとにほんとに些細なことで
少しだけジェラシー
たぶん一昨日のわたしなら
拗ねて泣き出していたかもしれない
けれど少しのジェラシーに胸がキュンとしたものの
平静にすぐ戻ることが出来た
こうやってわたしたちは
お互いと自分自身の過去に耐性をつけながら
お互いを受け入れていくのかもしれない
何も知らないで寄り添うふたりではなく
それぞれの過去を大概知って
こうしてここにいるふたりだから
きっとそうやっていろんなことを
クリアしていくのかもしれない
台風が過ぎ去った秋の空にも似て
わたしはなんだか爽快な気分
だから今日は少しだけ
髪を切りに行ってこよう
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