アイドルってなんだろうね。
2010.03.02 Tuesday 14:13
kazuto funahashi
アイドルっていうのはもともと「偶像」っていう意味です。
自分の欲望や理想を仮託する対象ってことです。
男性にとって、そういう対象になることが多いのは芸能人でしょう。(むろん、女性もそうだろうけど、ここは男性に限らせてもらう)
で、私が最初にそういう対象に選んだのは菊池桃子でした。16歳のときです。
これはちょっと遅いかもしれないけれど、中学生のころにデビューしていた松田聖子や中森明菜、石川秀美といったあたりにはあまり感情移入できなかったことと、当時はニューミュージック全盛期で、アイドルは「歌わされるお人形」であり、自ら作詞作曲し演奏するアーティストのほうがはるかに高い次元にいると感じていたので、あまり興味がなかったのです。これには、「そういう高い次元にいる人のほうを支持する自分も、アイドル支持者より上の存在なのだ」なんていう一種の自己陶酔もあったと思います。今考えて見れば。
まあ、そういう自意識過剰になりやすいお年頃の私のハートをたった一撃で打ち抜いたのが桃子ちゃんだったわけですが、それは今日の本題ではありません。
それよりも古い世代となると中三トリオ(山口百恵・桜田淳子・森昌子)になるわけですが、まあ、このころのアイドルがもし「誰かとセックスしました」なんていう記事が載ったら、一発で致命傷、即芸能界から消滅することになるでしょう。
アイドルとはちょっと違うけれど、欽ちゃんファミリーの三人組「わらべ」の一人、高部知子は人気絶頂期のときにベッドでタバコをふかしている写真(いわゆるニャンニャン写真)が出て、この一撃で芸能界を追われてしまいました(幼馴染と結婚、夫とコンビニ経営していたが、バイトの女子高生に夫を取られて離婚。その後もう一度再婚と離婚を繰り返して、ヘアヌードで芸能界復帰)
ところがですよ。最近は変じゃないですか。
加護ちゃんの例を挙げるとすると、みんな未成年でタバコ、のところをクローズアップするわけですが、そこやないやろ、と強くいいたいのです。このとき、一回り近く年上の男と温泉に泊まってるわけで、それはつまりヤッてたわけです。一昔前なら、こちらのほうが反響がデカかったはずなんだけれど、問題視される事柄が変わってしまっている。
さらには「自分は過去にレイプされた」と告白するアイドル(?)まで出てくる始末で、果たしてそれでアイドルなのか? と大きな疑問符がつくわけですよ。
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