知らなかった、岩岡吾郎氏の逝去。

2009.09.17 Thursday 19:36
kazuto funahashi


さきの日記を書いて、もう一人名前を出さねばならない人がいた。

岩岡吾郎さんだ。

この方はライブ写真の神様と言ってもいいぐらい、業界では著名な人だ。

私が編集の道に入ったときにはすでに大御所であったが、とても気さくな方でえらぶるところもまったくなく、常にエネルギッシュな写真を撮ってくれた。


報道写真ではなく、商業写真において重要な点のひとつに、「見ただけで誰が撮ったかわかる」という要素があると思う。
その点において先の日記に挙げた3人は当然入るが、岩岡さんの写真もまたこの人にしか撮れない写真というのを撮ってくれた。

スタジオ写真と違って、ライブ写真はその場、その場を切り取る。そういう点でスタジオ写真とはまた違った難しさがある。アーティストとの信頼感もあるにこしたことはないし、一期一会的なライブという一過性の劇場を切り取っていくというのはとても大変なことだ。


その世界で、岩岡さんは第一人者だった。


今、どうされているのかなあとネットを調べたところ、お亡くなりになっていることを知った。


信じられない。


2003年2月に56歳という若さで亡くなられていた。

佐野元春による追悼文
http://www.moto.co.jp/Visitors_20th/HL169/index.html




うかつだった。あれほどお世話になったのに。
6年も経って気づくなんて……。

岩岡さんと濃密に仕事をしていた期間は4年くらいだったけれど、この期間は毎月のように一緒に仕事をした。撮影された写真は誌面を飾っている。

痛恨だ。どうしよう。


あまりにショックで。


6年も経ったらもう連絡のつけようもないだろう。

岩岡さん、すいません。
世事に疎すぎた船橋はあまりにも気づくのが遅れました。
たぶん天国でもあの超デカイ長玉かついで、撮ってると思いますが、またあの人懐こい笑顔を拝見したかったです。


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