黄道12星座
おうし座(Taurus---タウラス)
オリオン座の右上にあるV字型の星座で黄道第二星座。 一等星アルデバランに散開星団ヒアデスやプレアデス星団などで有名。 神話ではこの牡牛はゼウスが化身した姿と言われている。 ある日、フェニキアの王女エウロペを見初め、近づくために牡牛に変身した。 全身が真っ白で優しい瞳に美しい角をもったこの牡牛にエウロペはまたがったところ、 そのまま走り出しクレタ島に連れていって、そこで子供を産ませたと伝えられている。 ちなみにエウロペという名前からヨーロッパという名前が派生している。

α星 アルデバラン(Aldebaran)
アラビア語の「アル・ダバラン」(後に続くもの)から。プレアデス星団のあとから昇ってくるのでこの名前がついた。
β星 エルナト(Elnath)
アラビア語の「アル・ナティ」(角を突くもの)から。

プレアデス星団について

プレアデス星団は日本では「すばる」と呼ばれている。肉眼でも6つの小さな星が確認できるこの星団は「星の赤ちゃん」で、うまれたばかりの恒星が集まっている星団。プレアデスとはアトラスとプレイオネの間に生まれた七人姉妹のことで、各星には娘たちの名前が付けられている。現在は6つしか見えないが、もしかしたら星座が作られたころにはもう一つ肉眼で見える星があったのかもしれない。
16番星 ケラエノ(Celaeno)
17番星 エレクトラ(Electra)
19番星 タイゲタ(Taygeta)
20番星 マイア(Maia)
21番星 ステロペ(Sterope)
23番星 メロペ(Merope)
25番星 アルキオネ(Alcyone)
27番星 アトラス(Atlas)
28番星 プレイオネ(Pleyone)

日本語名「すばる」は「統ばる」の意味で、古代日本で作られていた玉がつながったアクセサリーに 見立てたと考えられている。