冬の星座
おおいぬ座(Canis Major---カニス・マーイオル)
オリオン座の左下にある大きな星座で、なんといっても全天で最も明るい恒星、シリウスが有名。オリオンが連れていた猟犬であるとされる。

α星 シリウス(Sirius)
ギリシャ語で「セイオリス」(焼き焦がすもの)から。 この星の激しい輝きからだというのが一般的な見解だが、 夏至のころに太陽がこのあたりに来ることからだとする説もある。 古代エジプトでは日の出直前にシリウスが昇ってくる日を一年の始めと定めていて、 その時期からナイル川が増水してくるところから農業の大きな指標となっていた。
β星 ミルザム(Mirzam)
アラビア語の「アル・ムルジム」(吠えるもの、または予告するもの)から。
γ星 ムリフェイン(Muliphein)
意味不詳。
δ星 ウェズン(Wezn)
アラビア語で「重さ」。「地平線から昇るのが面倒くさそうな星」という意味で このほかの星にも同じ名前が付けられている。
ε星 アダラ(Adhara)
アラビア語で「アル・アダーラ」(処女たち)から。アラビアの伝説で、 この星を含む一体の星が、シリウス、プロキオン、 カノープスの娘達であるというところから付けられた名前。