春の星座
りゅうこつ座(Carina--カリーナ)
「りゅうこつ」とは竜骨のことで、船の一番下に置く部分。英語でいうキールのこと。これがないと船がまっすぐに進めないために一番重要なところだ。

りゅうこつ座の星

α星 カノープス(Canopus)
カノープスはトロイア戦争のときにスパルタ水軍の水先案内を務めた人の名前。 日本からは地平線ぎりぎりに見えるため、この星を見ることができた人は 長生きするという伝説がある。
β星 ミアプラキドゥス(Miaplacidus)
アラビア語のミア(水)とラテン語のプラキドゥス(静かな)が合成されたものと 言われていて(静かな水)という意味。 アルゴ座はちょうど天の川に浮かんでいるように見え、りゅうこつ座は天の川の中に ちょうどはまっているように見えるので、まるで海に浮かんだように 見えるところから付けられたものだろう。 この星は日本からは見えない。
ι星 アスピディスケ(Aspidiske)
ギリシャ語のアスピディスケ(盾)から。この星も日本からは見えない。