てんびん座(Libra--リブラ)

おとめ座とさそり座のあいだにある星座。星はみんな3等星以下。古くはさそり座の一部として「さそりのはさみの部分」とされていた。ここが「天秤」とされたのは、秋分点がこの位置にあった(秋分の前後に太陽がここにくる)からだと思われる。(歳差現象のため、現在はおとめ座になっている)
そのあと、「てんびん」の名前から、隣のおとめ座が持っている「正義を計る秤」と考えられるようになった。プトレマイオス48星座の一つ。

てんびん座の星

α星 ズベン・エル・ゲヌビ(Zuben el Genubi)
アラビア語の「南の爪」が訛ってできた名前。もともとさそり座の一部だったときの名残。別名で「キファ・アウストラリス」という名前もあるがこれは「南の皿」という意味で、天秤の皿を意味している。
β星 ズベン・エス・カマリ(Zuben es Chamali)
アラビア語の「北の爪」が訛ってできた名前。別名で「キファ・ボレアリス」という名前もあるがこれは「北の皿」という意味。

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