りょうけん座(Canes Venatici--カネス・ヴェナーティキー)
おおぐま座とうしかい座の間にある星座。二頭の犬の姿の星座だ。近世になって設定された星座でプトレマイオス星図ではおおぐま座の一部になっていた。
犬の名前は北がアステリオン、南がカラと名付けられている。
りょうけん座の星
α星 コル・カロリ(Cor Caroli)
250年ほど前に名付けられた比較的新しい星名で、ラテン語で「チャールズの心臓」という意味。このチャールズはチャールズ2世(在位1660-1685)のことだという。父チャールズ1世は清教徒革命で殺され、ヨーロッパを転々としていたのだが、再びイギリスが王制に戻ったときに彼が即位することとなった。英国は海上の覇権を握るために航海術の進歩をさらにすすめ、恒星図を作るために王立グリニッジ天文台を作った。第二代天文台台長であるハレー(ハレー彗星の!)は、王の業績を記念してこの星に名付けたのだという。ただし、他にも異説がありはっきりとはしていない。
β星 カラ(Chara)
ギリシャ語で「かわいい者」。
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