2005/5/24
たとえばこんな、今年の夏
ゆるやかに朝日がさして きみのハグで目覚めた
「朝から何やってんの?」って言うと きみはちょっとおかんむり
うなじの後れ毛が誘う 「今日のデートはどこ?」
導いたのは透明な風 決めたよってハネ起きた

FMにチューン合わせて 去年の渚へ行こう
きっとあれから僕たちは たくさん仲良しになった
とびさる風も知ってる 二人が歩いた道は
こんなに長くそしてまばゆい 今年最初の夏の海へ

「去年の今日より好き」 真顔で言ってみたら
「何言ってんの」ときみは まんざらでもなさそう
透き通った空気の中 ずんずん進む車
あのトンネルを抜けたなら 思い出の海辺が見える

首筋からなだらかに 丸みを帯びたライン
「前見てよ」って言われても 気になって仕方ない
きみが笑うと僕も楽しい 高く甘えた声も
二人結んださだめに感謝 いつまでも一緒だよ