午後から、東京国際フォーラムで開催されている
人体の不思議展へ行ってきました。
今からたぶん、7年くらい前に雑誌で、『プラスティネーション』という方法で保存された遺体のスライス写真を見てから、いつか見てみたいと思っていたものでした。
思った以上に幅広い年令層(幼児から老人まで)が来場していて、かなりの混雑振り。(幼児期にこういったものを見ても平気なのでしょうか?わたしは子供の頃、夢を見てうなされるから、わざわざ見ることはないという理由で、父にこういうものを遮断されて育ったので、物心つく前の子供のこういうものを見せるのは抵抗があります。)
人ごみをかき分けながら見て回っているうちに不思議な違和感を覚えました。それは、この会場そのものが悪趣味な見世物小屋と化しているような、とても嫌なものでした。例えば展示されている、献体による標本のうちひとつは、プラスティネーションされた自分の臓器を手に持ち、コミカルなポージングをさせられていたり。その他の何体かも全く悪趣味なポーズ(なかには弓矢を持たされているものも)をとらされていました。
確か、あの頃わたしが見た雑誌での評価や説明は、これとは全くかけ離れた学術的な興味深いものでした。胎児の標本があったようですが、未だにベビー用品売り場すら普通に通り抜けられないわたしには、足がすくんでしまい、とうとう近寄ることは出来ませんでした。
公式サイトが、1年程前のものとは比べ物にならない程にお粗末なつくりになっているというのもの、何か関係しているのでしょうか。
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気を取り直し、肩凝りのひどい彼が1年通っていた台湾娘による足踏みマッサージ(notエロ)から乗り換えた(w)タイ古式マッサージを一緒に受けるために、表参道へ移動。予約時間まで、2時間弱あつたので、途中初めての皇居訪問。
タイ古式マッサージはストレッチが織り交ぜてあり、アロマオイルを枕元でたいてくれるのでとても癒されるとのこと。贅沢にも2時間コースをとってくださいました。お洒落なカフェっぽいつくりの店内で、中国茶をいただいて予約時間までの10分を過ごします。好みのアロマをたいてくださるというので、わたしはベルガモットをチョイス。彼はローズウッドにオレンジを少し垂らしたそうです。
波音とかすかに聞こえる優しい音の中、足浴、フットマッサージから始まり、脚・腰、そして背中から首と全身をすっかりいい気持ちに揉み解していただきました。担当してくれた女性の話口調がなんとなくわたしと似ていたのもあり、とてもリラックスした気持ち。終わってから、大好きな暖かいハイビスカスティーをいただいてお店を後に。
ペコペコにお腹をすかせ、帰りは(なんと!)わたしの奢りで渋谷の天下一品へ(笑) 途中、「美味しいパスタにしようか」「まい泉本店にする?」などという話も出ましたが、週末の土曜ですもの、たっぷりにんにくとうがらしを入れて、しっかり天一しちゃいました。もうこれは一種の麻薬物質が混入されているものと思われます。
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帰り道、彼が何かの拍子に「たまには、チビT着るのもいいかもね」なんて言ったのですが、以前に「年令にあった服装を着たほうがずっと映えるよ」「女らしいのが好みだなぁ〜」などとおっしゃったので、そんなものはとっくにヤフオクで売りさばいてしまいましたが、何かw?
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今こうして養っていただく日々が、なんとももどかしい。本当はちゃんと経済的にも自立して、彼と対等に支払いも出来て、自分にかける費用(たとえば今日のような)やお洒落にかかる費用も、ちゃんとまかなえるのが望ましいのだと思います。彼はわたしにかける費用を出費することは望んでしているのだから気にすることはないといつも言いますが、そうではなくて。
あと暫くして、仕事を探したときに北の街からわざわざ引っ越してきた理由だとか、だれと住んでいるのかとか聞かれると思うと少し憂鬱です。「プライベイトなことですので・・・」と断ってすむような面接だといいのだけれど、そうはいかないし。
でも仕事を探すとき、けっして前々職(前職は1年、事務のバイトをしました)のように締め切りに追われ、休みもなしに寝るためだけに家に帰るという日々は避けたく、できるだけ彼と共有する時間を大切にしたいと思っています。なんといっても1年半のブランクがあるので、業界的にも(体力・モチベーション的にも)自信がなくなってしまったというのもあるのですが。
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煙草には鎮静作用があるのでしょうか。こんな夜はつい手を出してしまいます。(深く深く反省・・・ごめんなさい)
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