8時近くになっても携帯が鳴らないので、今日もきっと遅いのね・・・そう思い、『帰ってからスグ食べる』or『先に飲んでから寝る前に軽く食べる』そのどちらでも大丈夫なように冷蔵庫の中を確認。いつもは彼が帰ってから、そのパターンにあわせるのですが、今日は昼間殆ど食べられなかったので先に何か軽く食べようと準備。自分だけの食事は、何も手をかける気がしなくって、野菜オンリーのお好み焼きを作ることにしました。お肉のストックはあるけれど、なんとなく胃腸にやさしめで、キャベツと青ネギ・玉ねぎ・コーン・卵をお粉と合わせます。
もうじき焼きあがるところで、玄関の鍵の音がしました。いつもならすぐ開くはずのドアがちょっと間が開いて、わたしがキッチンから出て出迎えると、彼は靴を履いたまま玄関に立っています。何やら後ろ手にした左手に秘密がありそうです。

そこでパッ!っと登場したのが、ピンクの薔薇の花束でした。「仲直り^^」そう微笑んで立っています。嬉しくて、嬉しくて「ありがとう」と一緒に花束を受け取り抱きついてキス。「でもケンカなんかしてないじゃない」「いや、してたよきっと^^」「してないよぉ」「でも眠る前にシクシク泣いてたでしょ^^」
昨日の日記を読んだのかしら・・・と思うとそうではなく。誕生日でも記念日でもない日にお花をプレゼントするのは、初めてのことなんだよ。と聞かされ、振り返るとわたしもなんでもない日にこうしてお花を貰うのは初めてだったと感慨もひとしお。
自分がお花を貰うのが大好きで、特にピンクの薔薇が大好きで、いつも人にはピンクの薔薇をプレゼントしていたハタチの頃。落ち込んでる女友達に合ったときに、一輪の薔薇を渡したり。お世話になってるカフェのオープニングセレモニーにピンクの薔薇の花束を持って伺ったり。そのことを話すと、真紅の薔薇もあったけれど、色を見てこっちを選んでくれたそうです。
この暑さで満開になってしまった薔薇が愛しくて、水切りをして、少しの氷を花瓶代わりのカクテルグラスに入れてみました。「なにしてるの?」「お花がね、少しでも長持ちするように」「またいくらでも買ってあげるよ」そして彼は、「ねぇ、花束見たときどんな気持ちだった?」とイタズラっぽく聞きます。それを話すとぎゅっ。と抱きしめて「俺、あと百万回ぐらいそれを聞くよ^^」そう囁かれました。
わたしは、こんなにも幸せでいいんですよね。ここにこのままずっと。
あなたの側で、わたしの過去がどんどん浄化されて、いつしかきっと真っ白い自分になれる気がします。
ありがとう。
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