2005/04/04 Mon
00:00 | posted by
momoca funahashi
わたしたちは、互いによく
「愛してる?」
「どのへんを?」
と聞きあう。
お互いの愛情に不安を感じているからではなくて、それを伝えられることの喜びを五感で感じたいからだ、きっと。
わたしにしても彼にしても、人生ではじめて直面する大きな傷を受けたあの時期から、もがいてもがいて這い上がって、そして恋愛を繰り返して、ここにたどり着いて。
今朝、目が覚めた時にギュッ。と彼に
まるでお猿の子供のように、腕も脚も絡せたら、寝ているはずの彼が
このまま石になりたい・・・
そうぽっそり言った。
石になっちゃうの?
目をつぶったままの彼にそう聞いたら
このままふたりくっついたまま、
ひとつの石になっちゃいたい
わたしがクスリ。と笑うと
そしていつか恋人岩と呼ばれるんだよ
そう言って、彼は目を開けわたしを抱きしめた。
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