2005/03/31 Thu
00:00 | posted by
momoca funahashi
この街に引っ越してきて、1年が経つわけですが。
ほんとにいろんな意味で大変な1年でした。
当初はまだ、恋人と呼べるほどではなくて、でもお互い惹かれるものがあって、けれど受け入れられない部分もあって。
回り道をしながら生きてきたお互いなので、あまり時間を無駄にすることも躊躇われ、しかもわたしは飛行機でなければ会えない距離にいて。
当時の恋人とのダラダラともがきながら暮らした約5年近い日々に決別する決心が大きなきっかけとなって、彼が言い出した「新しい土地で自分を立て直す気があるなら、協力するよ」と言う言葉に頷いての引越し。
引越しを決断するまでには、やはり多くの話し合いがあって。それはかつての恋人。田舎にひとり残る母。そして彼。
引越しの日取り、退職の日をおおよそ決めた頃に、彼が「桃香の時間を無駄にする同居にはならないだろうか。だとしたら考え直さなくてはいけないのではないだろうか」と言う言葉に、戸惑った夜。
それでも来たかった、あなたの側に。きっと何かが終わって始まる。そう思った。
それまでの数年のあいだ、遠くからあなたを見ていて、どこかしらとてつもない郷愁を覚えるのはなぜだろう・・・といつも思っていた。
一緒に暮らし始めて、それがありふれた表現だけれど、とても良く似たものを心の底に抱えているからだと思った。1ヶ月がたち、互いを恋人として認め合えるようになって、それでもたくさんのセックスとケンカを繰り返して。
でも今思うと、その繰り返しでふたりの絆がどんどんと深くなって。
何者にも切り離せない感情になって。
いまもそんな日々は続いているけれど、そうすることで、わたしにはあなたの存在がどんどんと明確になっていく。そして自分の愚かさや、無力さを知る。同時に、自分の可能性やもって行くべきベクトルの方向を知る。
わたしは、去年より上手く愛せていますか?
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