渋谷で見てきました。
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最近、「大黒屋で安売りのチケット購入→劇場」というアビをようやく取得しました。
で、今回は株主優待券にて入場。
金額はわかりません。今日は一応、某記念日デートなのです。
感想を語る前にお話しておきましょう。
わたしは、
・戦争物があまり得意じゃない。
・長いのが苦手。
・メカニカルな用語、覚えられない。
・歴史背景。【覚えてません。】
で、この『ローレライ』がなんの映画かも知らず、ダンナさんについていきました。劇場の待合席に腰かけてパンフを読むダンナさんに「これ戦争の映画?」「これ潜水艦?」などと、場違いな質問をしてしまいましたが、何かw
【総評】
面白かった。2時間10分という長さが気にならない感じで、テンポもよかったです。
ただし、ストーリー的には、何の知識もない(わたしのようなもの)には、要所「なんで?」という部分多々。たぶん、各キャラクターの背景が見えてこないので、人物への愛情が沸く前に、ストーリ進行のせいか。
例えば主要人物1人につき2分、フラッシュバック的にでかまわないので、戦前戦中の日常を見せても良かった気がする。テクニック的に2時間10分の中に、その時間を確保することは充分可能だったと思います。例えば、それはオープニングでもかまわないし、劇中の本人のクローズアップの瞬間でも構わないわけです。
そうすることで、各人が『ローレライ』に集うことになった背景、心情がよりリアルに描き出せたのではないかと。
それを一番感じたのは、後半部分の「ほんとうにいい子だったな・・・」とい台詞。観てるこちらには、その場面がないから、それが浅くしか伝わらない。
演技では、
■ピエール瀧・・・光ってました。もともと演技者という感じでしたが、ここで開花した感じ。
■役所さん・・・あまり好きなタイプじゃなかったけど、とても自然に演技してたのが好印象。
■ギバちゃん・・・卒なく。ただ死ななくても良かったんじゃないかと。余った木で簡単な橋とか作れないのかと。
■KLEVA(Ex.KickTheCanCrew)・・・もう少し観たかった。でも初めてだからこの程度で。次回に期待。きっと成長する。スキ。
■妻夫木くん・・・これでいいんじゃないかな。あまり知らない。でも、モテそう。
■石黒ケン・・・変態役が板についてきた。坊っちゃん系でいくのかと思ったら、こっちにきていいことだと思う。このまま進んで良。
■堤真一・・・うまい役者だけに、この役柄に少し残念な気が。もう少し練りこんだ設定が欲しかった。
■上川隆也・・・せっかく来たのに、これだけですか・・・と文句言ってそう。一応重要な締めなんだけど、イマイチ。あまり知らない人なんで技量も不明。
■香椎由宇・・・たぶん持っているであろう魅力を発揮できないで終わっていた。次が楽しみ。完成された美。
てことで、素人なわたしにはとても楽しめました。突っ込む場所はいろいろあるけれど、邦画でこのテンポを作り上げられたのは、やはり最近上調子のスタッフ陣によるものだと思いました。
原作は4巻と長いものだそうです。ちょっとだけ読んでみようかな・・・軍事的に難しいとこ飛ばしてもいいし、映画観たからきっとわかりやすくなってるよね・・・そう思わせてくれました。
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