2006/12/01 Fri
00:00 | posted by
momoca funahashi
11月29日、お腹の赤ちゃんが神様の子になりました。
1週間振りの検診で、一回り以上大きくなった我が子にまたようやく会えるという、いつものように幸せな気持ちで、クリニックへと向かいました。待合いの2時間では、持参したリリーさんの「女子の生きざま」を笑いを堪えて読みながら過ごしていました。
ようやくいつものように内診台にあがり、そこで目にしたのはほんの少し大きくなったのに、ピクリとも動かない我が子の姿でした。
8週と3日。
この日は出産のために転院する大学病院の紹介状をもらい、予定日を聞き、午後には区役所で待望の母子手帳をもらうつもりで、印鑑を持参していました。
けれど、お世話になっている主治医の勧めもありその足で、子宮内容摘出の手術の為の病院へ向かいました。2泊3日の入院で本日帰宅致しました。
昨日まではただひたすら一人になると泣いてばかりなので、ダンナさんも今日まで仕事を休みできる限り側にいてくれました。
検査薬で妊娠発覚したのが11月1日。
たった29日間のママでしかいられなかったけど、こんなに頼りない私のために、あの小さな小さなハロちゃんはパパとママに沢山の贈り物をして、お星様になっていきました。
この29日間、四六時中たとえば寝ているときでさえも、わたしはこの上もなく幸せで、ダンナさんも世界で一番素敵なパパで、お互いをいたわり合うこと、生命誕生の歓び、わたしたちをとりまく家族の心、そしてここで知り合えたみなさんからの温かい言葉や気持ち、たくさん受け取ることが出来ました。
この段階に来て、赤ちゃんがこうなったのは
あなたのカラダのせいではないんだよ。
この子の生きる力がここまでしかなかったということだからね。
染色体異常かなにかの原因でこうなったと思うから、
例えば1ヶ月先にそれを知って、
あなたたち夫婦が苦しい選択をする場面を考えたら、
今の時期であったことを良しとしなくてはいけないからね。
次のタイミングを信じてね。
そう言って下さった主治医の先生の言葉。
俺は、お前と子供が欲しくて一緒になったわけじゃないよ。
ふたりで生きたかったから結婚したんだよ。
もしも子供がいなくたって、
今まで通り愛し合ってて楽しくって
カッコイイ夫婦でいればいいじゃん。
70歳なったって波乗り夫婦でいたらいいじゃん。
そう言ってくれるダンナさんの言葉。
そのふたつが今のわたしの心の支えです。
手元に残った母子手帳ケース、気が早いけれど早めに用意した何枚かのマタニティウエア…ちっちゃなちっちゃなヒヨコの靴下、きっとまたハロちゃんが帰ってくると信じて可愛い箱に入れて、少しのあいだ仕舞っておこうと思います。
今まで、一緒に喜んで下さってありがとう。
それと勝手なお願いなのですが、この件に関してはコメント・メッセージ・メールはお控えください。
この文章を最後まで読んで下さっただけで、みなさんの気持ちは充分に伝わってきます。
今は優しい言葉をかけられることが一番辛いので、どうか察してやって下さい。