2005/05/19 Thu
19:34 | posted by
momoca funahashi
交わりあって
混ざって
撹拌されて
美味しくなるんだね。
2005/05/19 Thu
02:08 | posted by
momoca funahashi
書店の奥まったあたりの書棚で見かける
おじいさんやおばあさんの名もある
たった10〜15人ほどの難しい会に
かつて所属しておりまして
なにやら難しい文学論の中
自分の中で凝り固まった文章を書いておりました
年に4回
微々たる稿料を貰い
ワードプロセッサで入力した文章を
奮発して買ったモンブランに
ブルーグレーのインクを詰めて
わざわざ原稿用紙に手書きにする
そんな
七面倒くさいことをしては
締め切り前夜にはうんうん唸っておりました
わたしの書いていた類の文章は
どうにも私生活の切り売りのような
『血のように紅い』ではなく
『血』でなくてとはいけないと
思うような異端的なところがありまして
このままでは気が変になるか
昼間の普通の顔が
崩れてしまうのではないかと
稿料が上がったある夜
書くことを止める決心を致しました
いまはもう何も書けなくて
書けない自分に安堵します
2005/05/19 Thu
01:54 | posted by
momoca funahashi
■ 遅 刻 ■
きみの
「ごめん・・・ね?」
と見上げるときの「ね」が好き。
■ 無 題 ■
あたしへの想いが込み上げないから
言葉が湧き出ない
書き留めておきたい想いが涌かないから
もう書けない
それをあなたはいつも
行き詰まったTVゲームのせいや
デスクワークで詰まった肩のせいにする
ほんとは
あたしに恋心がないだけなのに
想いは途切れ途切れの言葉を生み
途切れ途切れの言葉は
いつしか散文となる
散文はそして詩になり歌になる
あたしが恋したあなたは
心にふつふつと涌く想いを綴る人だった
■ 恋 ■
恋がしたくて泣きそうになる
大切なあなた
大好きなあなた
あなたに恋するあたし
あなたの言葉が嬉しくて
あんなにも泣いた夜
一方通行の恋は
そういつまでもは続かないの
恋がしたくて泣きそうになる
■ ねぇ。 ■
ねぇ。
ん?
呼んでみただけ。
困ったような
怒ったような
ちょいとプイとした
キミの横顔
■ 染 ■
シャツの左肩が
つめたい
君の涙
寝息をこのまま聞かせて
■ 煙 草 ■
さみしいと
止めていた筈なのに
手を伸ばしてしまう
ひとりぽっちが寂しくて
ゆらゆら揺れる
青白い煙に
救われる
そしてひとつ咳をする