2004/12/26 Sun
00:00 | posted by
momoca funahashi
(2005-01-06 記)
インドネシア北部で地震による津波が発生。
わたしたちがハネムーンで訪問したランカウイは被害が比較的軽度だったものの、レンタカーで何度か走ったあたりでおばあさんが亡くなったり、ツアーガイドのななちゃんのお家が水浸しになったりとの情報がはいっています。
一度はハネムーンの候補に上がったプーケット、彼が1年半前に滞在したモルディブなどでは、信じられないほどの大きな被害が出てしまいました。テレビや新聞で連日、さらなる被害を目にするたび、涙せずにいられません。
また、年末年始から春休みにかけ、この地域への旅行を楽しみにしていた人たちも大勢いると思います。行き先変更を余儀なくされた人々もいらっしゃるでしょう。
そんな中、昨日目にしたBBCの放送の中で、とても許せないものがありました。フランスからの観光客の女性・・・年頃で言えば50歳前半という感じでしょうか。信じられないことに、笑顔で・・・というより誇らしくすら見える表情で
津波の後、一番最初にビーチで海水浴を楽しんだのは、
わたしじゃないかしら・・・そりゃもう、誰もいなくって
貸切りのような感じでステキだったわ
そう言っていました。上記のような同時通訳でしたが、本人の声のトーンや表情から、なんともいえない怒りが込み上げ、思わずついて出た自分の言葉に、わたし自身が驚くほどでした。こんなときに大人気なく、こんな汚い言葉を口にしたわたしは、とても恥じるべきです。
それにしても・・・。
十人十色、それぞれにいろいろな思いがあると思います。
比較的被害の少なかった地域では、一日も早い再建のために頑張っているとのことです。
この地域の人たちの重大な財源である観光に少しでも反映されるなら、円を落としてきてあげましょうという考えの方もいるでしょう。また、こんな悲しみのあった地域でのんびりと幸せにバカンスを過ごせないという人もいるでしょう。
でも、どうかどの人も、BBCのインタヴューに答えていた馬鹿な女性のような心を少しも心において欲しくないと思います。そして、例えばバカンスを楽しむつもりで訪問する方も、万が一そこで望みどおりの最高のサービスに欠けた場面があったとしても、状況によっては穏やかな心でいてほしいと思うのです。