■ AM9:30 起床

ランカウイでの最終日となった今日は、少しでも当初の目的だった『ビーチでのほほん』を満喫しようと、水着を着込んで朝食のレストランへ。
このレストランで、ダンナさんがサインしている間に「Inside? Outside?」と私が聞かれ、元気に「Outside!」と言って微笑んでもらえるのもコレで最後と思うと、なんだかやはり切なくて。

これまでずっと玉子料理はオムレツを指定していたダンナさんは、今日はスクランブルにしてもらっていた。わたしはいつもはハム&オニオンで食べていたチーズオムレツの中味の具を聞かれて「All・・・」と答えていた。(ALLと言っても、マッシュルームが加わるだけなのだけれど) 最初の朝食で食べた、ターキーのベーコンもまた食べてみた。このチープな味、忘れられなくなりそう。

食事をしながらVTRを回すダンナさん(インタビューアーw)。最終日の感想など話したりしていたのですが、わたしたちがきたときから元気よく走り回ってる金髪の3歳くらいの男の子が立ち止まり、ニコニコとわたしを見ているのに気がついたので、思わず手を振ってしまいました。はにかんでお父さんに隠れてはまた、こちらを見る瞳が可愛い。

まだ10時過ぎだというのにビーチには、どっかりと腰を据えて寝転んでる人たちが。ベストな位置に2つ空いているのを見つけて、そこに陣取る。今日の海は今までで一番澄んでいたように思った。部屋にはアイランドホッピングで集めた貝殻が荷物にしまいこんで会ったんだけれど、このホテルのビーチではなにも拾っていなかったことを思い出して。1cmにも満たない小さ目のものばかりを拾ってみたり。

こっちに来て読んだ本は、女流文学家の林芙美子のパリ滞在中の記録。どうしてこんなものを選んだかというと、かつてわたしが産まれた時、父方の祖母がこの作家が大好きでわたしにこの『芙美子』という名前をつけたがっていたからだった。(「あまりいい人生ではなかったので却下!」と父が反対したおかげでその名前にはならずにすみました) 軽いつくりだったのと、淡々と毎日が綴られているスタイルのものだったので、細切れに読み進める旅のお供にはとてもよかった。午前でこれを読み終えてしまったので、午後からは詩集を。これはいろいろな人の作品が掲載されたものなんだけれど、かつて2年ほど師と仰いだ人のものが載っていて嬉しかった。それぞれの簡単な略歴もついているのだけれど、どうやらまだお元気そうでなにより。
最終日とはいえ、レイトチェックアウトなので夕方までのんびりしていられるというのに、気分はどんどん悲しくなってしまう。

お昼になったので気を取り直しKittaレストランまでお散歩がてら出かける。今日はチャーハンと牛肉の生姜焼きを1皿つづ注文してふたりで食べる。また、この島にきたらここに来たいな。
ホテルに戻って、プールサイドに移動しまたのんびりと。

PM4:45にロビーにお迎えが来るので、PM4:00ぎりぎりまでプールにいました。シャワーを浴びて最後の荷物チェック。ロビー棟までカートを呼ぼうかとも思ったけれど、やっぱりいつもの道をのんびりと歩きました。きょうは空港へのお見送りはななちゃんとは別の人になるらしいと聞いていたのだけれど、行ってみるとなんとななちゃん来てくれていました。このあとで、「ガイドの仕事があるけれど少しならダイジョブネ」と迎えの車がくるまでいてくれました。ダンナさんがチェックアウトの手続きをしている間、エントランスの熱帯植物の生い茂った通路にあるベンチに腰掛けて、おしゃべり。
「ななちゃんにお手紙書いたよ」
「ホント?!ウレシイネ。コレ、ナナチャンのファミリーから。奥さんが用意してくれた」
チップの10.00RMも同封した、わたしのつたないマレー語で書いた手紙を渡すと、ななちゃんは小さな紙包みをくれました。すぐに開けるのはなんだかハシタナイ気がして「ありがとありがと」ばかり言って受け取る。間もなくダンナさんも戻ってきたので、3人で今回の感想や、ツアー以外でどう過ごしていたかなんかを話していました。
「今度来たとき、ななちゃんの家にキテ。奥さん料理するよ」と言ってくれました。
迎えの車がきてしまったので、3人で記念写真を撮ってもらってお別れ。
車に乗り込んでから、さっきの包みを開けて見ると、キレイな可愛い花瓶が出てきました。もう、嬉しいやら寂しいやら、こんなステキな心遣いをしてくれたななちゃん、ななちゃんの奥さんに感謝の気持ちで、涙がいくら拭っても拭ってもこみ上げてきました。しまいには嗚咽になっちゃうくらいに・・・^^;
深呼吸をして、外の景色を見るとやっぱり泣けて。いつかまた、こうして幸せな気持ちでここに来ることができますように。
この島の人々は、観光地であるにもかかわらず変に媚びることもなく、言葉がうまく通じなくても一生懸命に相手の目を見つめて、その意を汲み取ろうとします。それが通じたときに、目がキラキラして、とても嬉しい表情をします。もちろん、みんにそれぞれの生活は日本のわたし達と比べるととても貧しかったり、不便だったりするのに、このShort stay〜短期滞在者たちを温かく受け入れて、やっぱり暖かく送り出してくれました。
ななちゃんと話していたときに降っていたスコールはいつまでも止むことなく、空港に着いてからも降り続いていました。
「今日、雨フッタよ。ずっと晴れてたネ。これ悲し涙。バイバイ〜サヨナラ〜って。」
「うん。帰りたくない〜って。でも絶対またくるよ。JUMPA RAGI!」
ランカウイ空港で出迎えてくれたガイドさんが搭乗手続きまで全て済ませてくれたので、お土産屋さんへ。手持ちのリンギットを消費したかったのもあるけれど、自分用のパレオやお土産購入。その他に、ダンナさんが「ほら、これ欲しいでしょう?」と、手作りの白いアルバムを選んでくれた。帰ったら、この旅行の写真を貼ろう。

クアラルンプールで使う現金を少しだけ手元に残し、リンギットとカード併用でお支払いしていました。
クアラルンプールはトランジットが1時間しかないので、急いでお土産とバーガーキングで軽く食事。初めて入りましたが、すごく美味しかった。よくアメリカ映画で見かけるお店だったので、ぜひ入ってみたかったのです。

・・・でここで調べて見ると・・・
1996〜2001まで日本でも展開されていたんですね。〜日本マクドナルドが打ち出した、平日半額キャンペーン等の相次ぐ低価格路線の競争に敗れ、2001年3月末に業務終了・撤退した〜とありました。なるほど。あのボリュームじゃ、安売りしてられないですね。タンナさんは、ダブルチーズバーガー+ポテト+炭酸苦手なのにオレンジサイダー(超オレンジ色)。わたしはWhopperというメインの大きいハンバーガ単品。

PM9:00 クアラルンプール発。すぐに機内食が出て、ビールも貰って食べ終わったかと思うと、コタキナバル経由だったので一度、機外へ。コタキナバルの空港はちょっと古くてこじんまりした途方空港。トイレにいったらやはり、いつものホース発見。イスラムの6歳くらいの女の子が出てきた後に入ったら、やっぱり床はべちゃべちゃ。そういえば、おんなのこのズボンも濡れていた・・・どうやって洗って出てくるのかは謎。

コタキナバルで乗り継ぎ便と合流して出発。しばらくしてまた機内食。ダンナさんはさすがにパス。わたしは受け取ったものの、もうあまり食べられなくて少し手をつけただけで、ワインを飲んでおやすみなさい。
■□■□■□■□■【リンギットお小遣い帳】1.00RM=約\30■□■
Ginger Beef・・・12.00RM
Fried rice・・・5.00RM
Double Cheese Burger Meal・・・9.90RM
Whopper・・・6.80RM
お土産など・・・170.00RM位(滞在中)
Sheraton Langkawi-チェックアウト時
Unicef募金・・・3.75RM
Karma Jaya・・・198.00RM(2日目の夕食)
国際電話・・・70.00RM(ふたりの実家へ)
Lokal通話・・・1.50RM(スパなどの予約)
携帯へ通話・・・10.40RM(ななちゃんにかけた)
枕銭(チップ)・・・2.00RM