2004/07/02 Fri
00:00 | posted by
momoca funahashi
「もう眠ろっか」
そう言って照明を消そうとしたときに、不意にあなたに抱き寄せられて、静かに静かに長いキスをされました。
ぎゅっと抱きしめられたあと、あなたに暖かな大きな両方の掌で、わたしの顔包み込まれます。それはキスというよりも『くちづけ』と呼びたいほどに、甘く甘く静かなものでした。
驚いて目を開けたままあなたのくっきりとした瞳を見つめ、ただわたしはそれを受け止めていました。
「愛してるよ」
そう微笑むあなたの胸の中、わたしは心臓をどきまぎさせたまま「ありがと。わたしもとっても愛してる。」そう答えて、あなたのシャツに顔をうずめ今度はわたしから抱きつきます。
そしてわたしたちの一日の第二章がはじまります。