やめにしよう。

2004/05/13 Thu 00:00
momoca funahashi




---



結局、彼はいつになく冷たく背を向けて眠ってしまった。途中、背中から抱きついてみたけれど、こっちをむいてくれることはなかった。



---



あなたの心は、わたしからまた少し離れていってしまいそうだ。せっかく手のひらにやっと掬い取った砂が、はらはらと音も立てずに零れていくのを見ているようだった。



---



幸せって何だろう。わたしはどこに向って歩いているのだろう。



---



朝いつものように朝食の用意をして、あなたを起こした。

食事のあと、出掛けるあなたと外までいっしょに出て、手を振って見送って。

わたしたちは、たくさんの言葉を交わすけれど、ときおり衝突することがとても苦しい。衝突して、わかりあって、そしてまた深く繋がって・・・そうあれたらいいと思う。今のこの日々がそうであると信じたい。



---



わたしは手を繋ぐのがとても好きだ。肩を抱かれることにも最近ようやく慣れて、好きになった。心の中の右手で好きな人の左手を握っていたい、いつも。



---



ケーキやタルトも好きだけど、時には甘い甘い白玉あんみつも好きです。サイコロみたいに可愛く切り揃った寒天に、溶けあった漉し餡と黒蜜がからんで、口に運ぶと幸せな気持ちになります。餡を少し木匙に掬って白玉と一緒に食べるときもっと幸せな気持ちになります。



だけどいつも、お椀の中に最後の一口に決めていた少しの餡と白玉と、みつ豆が少し残ります。みつ豆は本当はあまり好きではないのです。でも、寒天と白玉の合間に少しづつ頑張って食べようとするんです。幸せな気持ちで最後の白玉を口にしたとき、お椀の中に取り残された数個のみつ豆にちょっと罪悪感を感じます。



---



あまり考えるのはやめにしよう。

わたしの中の陰と陽、考えすぎると陰だけになってしまう。



---



裏サイトにおいてあるわたしの2つの日記(ひとつはここ)は、わたしの陰の部分ばかり書いていて、いつのまにかサイト自身もそんなだけになっていたんだけど、少しづつ自分のいろんなことを表現したいと思います。


[7] << [9] >>
comments (0)
trackbacks (0)


<< 狂ったふたり。
たとえば。 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.19R]