幸せの裏。

2004/05/03 Mon 00:00
momoca funahashi


昨日いちにち、あれほどの幸せを戴いていながらも

ほんの些細なことが切欠で







わたしは年に一度の黄金週間の中日に

午前中にもくもくと無言で洗濯をしベランダに干し

正午からビールをしこたま飲み

ずっとずっと何年も封印していた

椎名林檎を滅多に過ごすことのない自室に篭り

大音量で聞いている



涙が貴方が誉めてくれた

ホルターネックのワンピースの膝の辺りに

いくつもの不規則な水玉模様を作って





何がいけない?

わたしがいけない

本当なら今頃





貴方の運転で首都高を抜け

わたしの運転で真っ直ぐな高速道路を

信州に向け走っているはずだったのに





何がいけない?

わたしがいけない



わたしは大馬鹿者です



一度バラバラにして畳んでおいた段ボールが

また組み立てられていき



それは貴方の欲することじゃないのは知ってるのに



ぎゅっと固定ボルトを打たれていないわたしは

この苦しみや切なさから逃げることばかり考えている


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