東京タワー。

2004/04/29 Thu 00:00
momoca funahashi




展望台の床の一部がガラス張りになっているところで、わたしが軽くジャンプしてみせると「子供じゃないんだから」と窘められてしまいました。こういう場所に立つと、恐怖よりも先に自分の中の魂がすっと抜け出してしまいそうな錯覚を覚えます。



東京タワーをあとに、2月に連れて行ってもらったところが徒歩圏なので、休憩がてら行ってみることにしました。



・・・



そしてふと携帯の時刻を見ると、あんなに急いで行動したにもかかわらず随分時間が。



もう歩きなれた感じすらする帰り道はとっぷりと日も暮れて、今夜の夕食をどうするかという会話になります。デイトの帰り道はなんだかいつも今夜の夕食の話をし、わたしは帰ってから簡単なもの・・・といってもバジリコソースのパスタなら作ると言い、貴方はモモカも疲れてるだろうからドミノピザでも取ろうか、それとも何か食べていこうかと提案してくれます。今日は、その上にまい泉の本店に連れて行ってやろうかといってくれたので、とってもお腹のすいてしまっていたわたしは素直に従うことに。



電車を表参道で降り、まい泉の本店へ。最後に貴方がきたときと、随分あたりの建物が変わったらしく交番脇の地図を確認してから行きました。途中、最近外出したときや、たまに家でふざけているときにわたしが使う貴方の呼び名に、貴方は優しく笑っていました。まい泉はクリスマスのケーキ屋さんのように、静かな通りにほっこりと明るく存在し、中に入ったときに少しも嫌な感じのしない揚げ油の香りに、わたしのお腹は恥かしくも鳴ってしまっていました。待つことしばし、2階の禁煙席に通されて、それぞれのメニューと貴方オススメのリンゴジュースを注文しました。酸味と癖が全くないフジリンゴのジュースは、まるで子供の頃風邪を引くと母が摩り下ろしてくれたリンゴの汁のように甘く、疲れきった体にすぅっと染み渡るようでした。そして繊維がしっかりしているのに瑞々しく柔らかいヒレかつに、とても幸せな気持ちになりました。あまり一度に量を食べられないわたしですが、あまりの美味しさに今日は頑張って、ご飯を1/3残しただけであとは残さずに食べきることが出来ました。


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