2011.06.03 Friday
10:31 | posted by
kazuto funahashi
「一定のメドがついたらやめる」って、
「一定のメド」がつかないから、辞めろっていう話だったんじゃないの?
なんかおかしくない? この話。
不信任案はどたんばで否決されたけれど、覚書の内容を巡って、またもめはじめた。
ガキのケンカレベルなことを繰り返して世界中に恥をさらすのはやめてほしいよなあ。
まあ、政治的な老獪さという名のセコさは管のほうが上で、おぼっちゃんの世間知らずな鳩山が手玉にされたというあたり。
しかも、管は中間派からの要求であった会期延長を受け入れた。
これは、中間派の自派への取り込みもさることながら、不信任案封じという面もあるだろう。
今のところ現在の国会会期は6月下旬までだが、これを12月までと大幅に延長して「通年国会」とし、復興関連議案や予算を随時審議して成立させていくという。
まあ、それはそれで結構なことだが、延長されたことで不信任案は12月まで出せないことになる。
法律になっているわけではないが、内閣不信任案は1つの国会会期で1回だけ、という「一義不再理」が慣例になっている。だから、このあいだ不信任案が否決されたことにより、現行の国会ではもう二度と不信任案は出せなくなる。12月まで居座ろうと思えばできてしまうのだ。
参議院での問責決議案という手もあるが、法的な拘束力はない。
小沢派は野党の動きに乗じてしかけたが、見事にダマされて切り札を失ってしまった。
それにしてもお粗末なのはやはり鳩山。人が良すぎるというか、タダのアホというか。まあ、後者なんだろうな。およそ、政治家には不向きな人間だと思う。慈善活動家とかになって、孫正義みたいに財団作って再生エネルギーの研究に援助でもしてくれたら、少なくとも今よりは感謝する人は増えるだろう。
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