2011.02.25 Friday
21:42 | posted by
kazuto funahashi
映画やドラマなどで通信をするシーンがあり、「了解した」という意味で、
「ラジャー」
ということがたくさんある。
この「ラジャー」っていうのはいったいなんなのか。
昔、通信環境が今より格段に悪かった頃、聞き間違いを防ぐために、アルファベットそれぞれに単語が割り振られた。Aなら、Alfa、Bなら、Bravo、Cなら、Charlieという具合。
この単語の割り振りをphonetic codeと言う。
で、第二次大戦時の米英軍が使っていたコード表でRがRogerとなっていた。Rogerとは人名の「ロジャー」である。
通信で相手が言ったことを了解したとき、Recieved(受け取った)と言っていたのだけれど、通信環境が悪く、聞き間違いを防ぐため、単語の頭の文字であるRを「ロジャーのR」と言ってたのが省略され、単に「ラジャー」になった。その後、phonetic codeの「R」はRomeoに変更されたのだが、あまりに有名になったため今でもドラマなどで使われてしまうのだそうだ。
ちなみにこのコードは日本語にもある。「あ」は朝日、だそうだ。
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「ラジャー」と似ているようで違う言葉に「Copy」がある。
アニメ「プラネテス」を見ている人はわかりやすいかもしれない。
通信時、「You copy?」「I copy」と宇宙飛行士同士でやり取りしているのだが、これは「わかったか(理解したか? 従うか?)」「理解している、従う」という意味になる。
「Roger」はたんに「はい」ぐらいの意味だそうだ。
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