Calendar
<< April 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

小惑星が衝突しそうだった。

先週末のニュース。

【ブリスベーン=岡崎哲】3日未明、直径30〜50メートルの小惑星が地球の近くをかすめていたことが、 オーストラリア国立大学の天文学者、ロバート・マクノート博士の観測で分かった。

 最接近時には地球からわずか約6万キロの距離で、博士は「衝突していれば1都市が壊滅するところだった」 としている。

 地元メディアによると、同博士は2月27日、 200万キロ以上離れた宇宙空間に時速3万1000キロもの速度で地球に向かって来る未知の天体を発見し、 軌道を計算したところ、太陽の周りを1年半かけて公転する小惑星だった。この小惑星は3日午前0時40分 (日本時間2日午後10時40分)に地球に最も近づき、その距離は、月との距離(約38万キロ) の6分の1弱に当たる約6万キロだった。

 この小惑星の大きさは、1908年にロシア・シベリアに落ち、 2000平方キロの森を焼き尽くしたものに匹敵したという。

 地球への再接近は100年以上先になる見込み。

 国立天文台の入江誠・広報普及員の話 「小惑星と地球との距離が6万キロ・メートルというのは、 宇宙の距離としてはものすごく近い。小惑星がここまで地球に接近するのは珍しいことだ。 地球に衝突せずに通過してよかった」

(2009年3月6日12時29分 読売新聞)


6万キロというのは、静止軌道(気象衛星なんかがある)の3万8000キロよりは遠いけれど、宇宙のスケールでいえばほとんどそばを通ったようなもの。

実感できる縮尺に直してみると、


ピンポン玉(4センチ)を地球とすると月はパチンコ玉(1.1センチ)くらい。

両者は1メートル10センチ離れており、パチンコ玉はピンポン玉の回りを回っています。

そして今回の小惑星はピンポン玉のわずか10センチそばを通過していったのでした。

地球の公転速度は秒速29.78キロなので、時速になおすと10万7208キロ。計算してみると時間にして33分30秒ほど地球の位置がずれていたら直撃することになるのでした。

地球に残っている有名な隕石孔としてはアメリカのバリンジャー隕石孔がありますが、これを作った小惑星のサイズが30メートルと見積もられていますので、今回の小惑星とほぼ同じ。

27706651_822691025.jpg










この隕石孔は直径1.5キロ、深さ170メートル、外縁の高さが30メートル。
衝突と同時に半径4キロの生物は瞬時に消滅し、半径10キロの範囲はその後に出来た火の玉で焼かれ、半径22キロは衝撃波ですべてのものを吹き飛ばしたと考えられています。そして、その衝撃波は44キロ先まで届くほどのものだったとされています。

もし東京駅に落ちたとしたら、大体国道16号線より内側のエリアは完全に廃墟となり、東は立川、北は上尾や春日部、西は八千代、南は横浜方面まで壊滅していたことでしょう……。


海に落ちたとしてもどんな津波が来ていたことやら。
時事 | comments (0) | trackbacks (0)
忍者AdMax

Comments

Comment Form

icons:

Trackbacks