「南極一号」とは南極観測隊を派遣するに当たり、その長期間隔絶された環境における性欲処理のため、厚生省が国の予算を投じて開発されたとされるダッチワイフの名前。長らく伝説となっていたが、関係者の証言や著書からマジネタだったことがわかったのがつい最近。
しかし、ここ最近の性欲処理用「人形」はビニール袋のようなものではなく、極めてリアルで精巧な人形となっている。名前もチープな感じを与える「ダッチワイフ」から「ラブドール」と呼び変えられ、多数のマニアが存在する。それらのメーカーに取材してその歴史から最近のラブドールの傾向まであますところなく取材した一冊。
ラブドールというのがどういうものか3つほど写真を。
この本を女性が買うにはかなり勇気がいるだろうが、中身は極めて真面目。
ところどころに入っている人形たちの写真が、パッと見にはヌード写真のように見えるので、電車の中で読むのは辛いだろうけど。
本の中に出てくるマニアにはネット上で超有名な人のインタビューも載っており、そのすさまじさは圧巻だった。
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