6時起床、シャワーのあと準備をして7時15分にロビーに出ると、すでに業者のピックアップが来ていました。今日はナンユアン島へのオプショナルツアーに行くのです。
サムイ島の北に、フルムーンパーティーで有名なパンガン島があり、さらにその北にタオ島があります。タオ島のすぐ近くにある小さな島、それがナンユアン。ここはダイビングスポットで有名です。
ちなみにパンガン島のフルムーンパーティーはチャウエンのあちこちに申し込み業者のオフィスがありました。文字通り満月の夜にテクノやトランスを爆音で鳴らして集団トリップ……というパーティーらしく一説に一晩で2万人くらい集まるとか。怪しいハッパの売人もうろついている話ですが、当然タイでも大麻は違法なので注
意。フリーセックスの場みたいになってるって話も聞いたことがありますが、本当かどうか。当日この島に渡る船は定員超過でものすごい状態になるらしいです。
閑話休題。
迎えのお兄ちゃんが持っていたリストに書かれている名前が違うのです。部屋番号は合っているのだけど。私が持っていた予約票を確認してもらってOKが出ました。バンに乗ってしばらくいった内陸にあるホテルの前でバンが止まり、日本人男性が乗り込んできました。滋賀県からいらっしゃった20代半ばの人で、1年前にCカードを取ったけれど、全然もぐれてないので、確認のためにやってきたとのこと。お互い、「サムイに来て初めて会った日本人」だと言ってました。
島の北にある桟橋から高速船に乗り込みます。
定員120人くらいの双胴船。これならそれほど揺れないかなあと思いながらも、念のため酔い止めを飲んでいったら完全爆睡。
ちなみに1時間50分ほどかかります。船内では映画『トランスフォーマー』のタイ語字幕版が流れていました。
さて、このツアーは7割がヨーロッパ人で3割が韓国人、日本人は結局3人だけ。
船内のアナウンスもタイ語、英語、韓国語の3つ。
韓国人はハネムーナーばかりで若いカップルばかり。ちなみにタイ国内のテレビはサムスンが多かったです。客室の液晶テレビもサムスンだったし。
長旅を終えてナンユアン島に上陸。
ここは3つの小島が砂洲によってつながっているという島。
まずはシュノーケリングで遊ぶ。入り江の入口に目印のロープが張られ、そこから外洋へは出ないようにしてくれと言われましたが、フィンなしであんなに遠くまではなかなかいけません。ちなみに水深5メートルくらいで、同じ場所でファンダイビングも行います。
遠浅ではなく、ほんの3メートルほど海岸から離れるだけですぐに深くなります。水深2メートルくらいはあるかも。沖よりは手前のほが魚影は濃いです。長い船旅を経由するせいか若い人が多く、トップレス率もより高いです。
砂洲は粗い珊瑚礁のかけらなので、はだしだと痛いです。ビーチサンダル必需。
シュノーケルのあとはデッキチェアに座ってひなたぼっこ。ちなみに2脚で1日100バーツ。寝転んでいたら、料金回収のお兄さんがやってきました。お金渡したら「カムサハムニダ」って言われてしまった。まあ、それだけ韓国人が多いということで……タイ人にしたら日本人と韓国人は見分けがつかないだろうし。俺だってわからないし(笑)
デッキチェアは数に限りがあるので、早めに押さえたほうがいいでしょう。
昼ごはんはレストランでバイキング形式。タイカレーが辛い。
生野菜があるとホッとします。
食事後、"Viewpoint"というところへ。この島を見下ろせる場所で、いろんな本にのっている景色が見えるとのことで、島の頂上まで登っていきます。
木でできた桟橋のような通路から始まり、延々と長い階段……こういう場所を歩く
ゲームが昔あったような……そうそう、RIVENだ。MYSTの続編。そっくりだなあ。
延々と続く木の階段、それが終わると今度は横へ続く回廊状の廊下。
一応、木の板が貼ってはあるけど、それが傾斜しているので気が抜けない。
木の通路が終わるとコンクリートで作られた階段が登場。幅は1メートルもない。これまた延々と続く。
そして。
最後は岩。
岩と岩のあいだをよじ登っていくのです。こんなの"Viewpoint"って紹介してもいいんだろうか。よじ登るための鎖や綱もありません。腕力と脚力で登っていきます。
そしてようやく到着。
すでに上にいたヨーロッパ人に「ここより上はリスキーだ」と言われたけど、そんなの見ればわかる( ̄ー ̄)
広さ2畳ほどの広間。岩の平らな面が"Viewpoint"のすべて。柵なんて当然ないので、ものすごく怖い。しかもこの広間自体が傾斜している。
眺めは確かに素晴らしい。
5分ほど休んで戻る。
ビーチに戻ったあとはゴロリとしてぼんやりと。
頂上のやや左にある岩の上まで登りました。
今回の旅はなんだか夢の中で旅をしているような感触がある。
自分じゃない自分がふわふわと旅しているような。
14時撤収、レストランで待機。船が来るのをここで待ち、14時45分帰路へ。
帰路は波が高くなったせいか、上下動がすごい。
船は双胴船なので横揺れはまったくないのだけど、上下動だけはどうしようもなく、波の上で船がバウンドしまくっていました。回りは船酔い続出。
ただし、奥さんは爆睡していたため平気。
私もちょっとやばくなってきたので酔い止めを飲みました。
これでなんとか乗り切り、16:50 サムイ帰島。
送迎のバンに乗せられてホテルへ。
シャワーを浴びていったん休憩。
19:15 街へ。
ホテルから南へ少し歩いたところにあった中華に入り、私が炒飯、奥さんが炒め物とサテを。ところがこのサテがとんでもないシロモノで1/3を残してしまった。
他がうまかっただけに残念。
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