というのはZガンダムでの有名な台詞ですが、なんでいまさらこんなことを書いたかというと先週、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の最新刊が出たからです。
本編では詳しく語られていなかった「ブリティッシュ作戦」、いわゆるコロニー落としが実行された場面が出てました。
オニール博士が設定した島3号型コロニーは直径6Km、長さ30Kmということになってます。物語では大気圏で3つに分解し、そのうちに1つがオーストラリアのシドニーに落着したということになっています(テレビや映画のオープニングに出てくる有名なシーン)
そののち、OVAで出た「ジオンの残光」ではこの落着によって直径500kmのクレーターが出来たという設定になっています。
有史以来大きな隕石の落下は記録されてはいません(ツングース隕石が類似記録としてありますが、これは隕石とはちょっと違うらしい)
しかし、隕石が落ちた跡というのはわりと残っています。
一番有名なのがアメリカのアリゾナにある「バリンジャー隕石孔」でしょう。
直径1200m、深さ174m。4万9000年前に出来たそうですが砂漠近くに落ちたということで水での風化がほとんどなく隕石孔(クレーター)の形をほどよく残しているといわれています。
この大きな穴を作った元の隕石の大きさは30mと推定されていて、衝突時に半径80kmの生物はすべて死滅したと考えられているそうです。
直径30mの物体……電車の車両だと1両が20mくらいなので1両半くらいの大きさの岩の塊……。意外とそんなにデカくない印象があるんですが、仮に皇居に落ちたとしたら80kmだと茅ヶ崎や日野、筑波あたりまでが衝撃波と火災で一面火の海となり、恐れ多くも皇居全域(内堀で囲まれた部分)がすべてクレーターとなってしまうことになります。
近年スペースパトロール隊が発足して地球に接近する極小天体の発見に努めているようですが、なんせ相手が小さいのである程度近づいてくれないと見つけられないという矛盾に陥ってるそうです・・・
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