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微妙な一日または「立喰師列伝」

映画を観るために川崎へ。
メシは最近できたという一蘭へ。
味はまあ普通に一蘭だけど、店の作りが……

あそこはラーメンを出すと目の前にすだれを垂らして視界を遮ってくれるのですが、それがない。
それから、一蘭の店舗は中央のスタッフが行き来する場所があり、その両側に客が席に着くカウンターがあるのですが、中央部分が広いため、ラーメンを喰っていると行き来してるスタッフの足が目に入っていて落ち着かない。

とまあ、微妙といえば微妙な感じでした。

そのあと商店街をぶらついていたら、気が狂ったように安いお菓子屋を奥さんが発見し、お菓子をたくさん買い込みました。

さて、チネチッタで見た映画は「立喰師列伝」。押井守の原作・脚本・監督作品です。
「立喰師」というのは難癖をつけて無銭飲食を働く人たち、という押井守が設定した架空の人たちなんですが、これまでの押井作品の中でもけっこう出てきます。

私はそれを微笑ましく見ていたクチなので行ったのですが……正直、これはどうだろうかという感想です。

構成は複数の立喰師のエピソードを架空の伝記などに依拠しつつ語っていくスタイルなんですが、その語りが饒舌かつ難解すぎて大変です。エヴァンゲリオンの衒学的要素を1000倍くらいにしている感じ。

次に映像。簡単にいうと写真で作ったパラパラマンガです。ただし、一部は動きがあったりしますので、FlashMovieといった感じでしょうか。止め絵も多いので、つい目を閉じてしまいたくなります。
というか閉じてしまいました。

私でさえ難易度ハードな感じなので、一般ピープルな奥さんが耐えられるはずもありません。開始20分で「お金返してほしい……」という言葉を遺言に、深い眠りについていきました。私もあえて起こそうとはしませんでした。

音楽はまあ、いつもの川井氏です。ちょっとパトレイバーぽいです。

会場は初日ということもあって8割くらい入ってましたが、終わったあとの雰囲気はみな「……」という感じです。正直言うとこれは実験的作品であるとは認められますが、商業的作品としては完全に失敗作です。

おもしろくない、というのが理由です。

立喰師のエピソードを他に主題のある映画にエッセンス、または笑いの要素として少量入れるのはいいのですが、これ自体を本編とすると、味の素を入れすぎてマズくなった料理のごとく、腹いっぱいになってしまうのです。動きの少ない絵がそれを後押しし、長いナレーションが心地良い眠りを誘ってしまうのです(ナレーションは立木氏。エヴァの碇指令の声です)

ということで、私、初めて金を払って映画に行き後悔してしまいました。このカタキを月末公開の「Catch a Wave」で取りたいと思っています。
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