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生命の星・エウロパ

土星の衛星・エウロパに存在する可能性のある生命。その根拠を地球の過去や現在の状況証拠、直接証拠によって論じた本。

エウロパはアーサー・C・クラークの「2010年宇宙の旅」でも生命が存在するとして描かれている星。

本書では生命の定義とは「自己複製する」「代謝する(モノを食べる)」「細胞膜がある(自己と他者を区別している)」として、その可能性を論じる。

広大な海があり、地熱があり、炭素があれば有機物は生成される。それが上記の三つを兼ね備えれば生命と思ってよい。そのすべてがエウロパにはある。

深海底に噴出する熱水でしか生きられない生命、酸素があると死んでしまう生命など生命にはさまざまな形があるところから、エウロパにもその存在が有望視されている。

本書で知った一番驚きの部分は潮汐力の意外な強さ。地球も月の影響で潮汐力を受けているので、潮の干満があるのだけど、地面も20センチほど動いてるという。ところが木星のイオは、木星の強大な潮汐力で100メートルも地面が上下するという。エウロパも土星の潮汐力で20メートルは上下している。こんなに星自体がぐにゃぐにゃされると中身が熱くなって熱を持つらしい。

所変われば生きてるモノの形態も変わる。
問題は人間が「それ」を命と認識できるかにかかっている。
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