中国はどこまで肥大化するのか。

2012.09.20 Thursday 11:07
kazuto funahashi


日本の13倍の人口がある中国が、その経済をこれまで以上に発展させようなると、当然、さまざまなものが必要となる。尖閣にしろ南沙諸島にしろ、「自国のもんだ」と取ろうとしている理由はそこに石油があるからだ。

太平洋諸島の小さな国を援助漬けにしているのは、親中派としてしたてあげ、太平洋の少なくとも半分を自国の勢力範囲にしようとしているからだ。

アフリカ諸国で計画農園をやっているのは自国の食糧事情を少しでもよくするためだし、やはりナイジェリアあたりでは石油を掘っている。

彼らのやり方は現地の人間は雇わず、労働者ごと自国からつれていき、中国人労働者の「町」まで作ってやるので、現地には金も雇用も落ちず非常に嫌われていて、衝突も起こっている。
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さて、戦前の日本は、軍を押さえていた明治維新の元老たちが世を去り、統制が効かなくなってしまった。憲法には「天皇が軍を統帥する」としか書いていないため、文民統制が効かず、首相でさえ軍に口をはさむことが出来ない。かといって、「じゃあ、天皇が統制すればよかったんたじゃん」という話になるのだろうが、昭和天皇は立憲君主制を重んじて、議会の決定や内閣の決定を基本的に拒否することはなかった。戦後に出てきた当時の「独白録」によれば、昭和天皇は「もし私が軍の行動に対して拒否権を行使したら、クーデターが起こり、統制がなくなってしまっただろう」と回顧している。
そんなわけで、戦争は明治憲法の構造的欠陥と時局の流れに起因すると思う。
そして、軍の野望は結局連合国の武力によって打ち砕かれた。まあ、あのままいったらとんでもない国になっていたかもしれないから、それはそれでいい。


さて、意識的な肥大を続ける中華帝国はいったいどこまで肥大するのか。
あるいはいつ崩壊するのか。

ソビエトは経済のまえに政治を民主化しようとして失敗した。
だから、中国はまず経済を「市場化」した。「中国式社会主義市場経済」などと言っているが、どう考えても現在の中国は資本主義だろう(笑)

国内の貧富の差をなくすためにはさらに経済成長が必要だが、そのためにはエネルギーを分捕らなければならず、対外進出はときには武力衝突にまで発展する可能性がある。

このままいくとやはり米国との戦争になるか、国内の貧富の差で反革命が起きるかのどちらかだろう。共産党は狡猾に統治を続けているがさて、いつまでもつだろうか。

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