アニメ新世界宣言。
2010.09.02 Thursday 22:50
kazuto funahashi
30年になった機動戦士ガンダムの世界。しかし、その最初の放送が視聴率低迷で全52話の予定が43話になったのは有名な話です。
ところが、打ち切りが決まったあたりから徐々に人気が出始め、打ち切り決定がアニメ誌に発表されたときにはテレビ局の電話がパンクするほどの状況に陥っていました。
テレビの本放送が終了したころから、プラモデルが発売されて爆発的な人気となり、一部には抱き合わせ販売をして暴利をむさぼる店もあらわれ、社会問題になったほど。
この人気爆発ぶりにテレビ本編の第1話から第13話までを編集して劇場版が作られました。
松竹が初めてアニメを配給したことでも話題になりましたが、封切当日、新宿で行われた「アニメ新世界宣言」に1万人以上の若者が集結。
それまで「アニメ」は「テレビまんが」と呼ばれ、一段低く見られていたのですが、比較的高い年齢のファン層を持つガンダムは、それまでの「テレビまんが」とは一線を画し、新しい「アニメーション」の世界を開いたのでした。
そのときの様子がこちら。
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1981年2月22日撮影。すでにコスプレが出来上がっています。
この写真で注目なのは左のほうにいるララァのコスプレをしている女性。
この人、実はZガンダムでベルトーチカ・イルマを演じることとなる川村万梨阿なのです。
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当時は東映の演技研修所で女優のたまごでした。
さらにその左隣にシャアのコスプレをした人物が写っていますが、この男性、後に「Zガンダム」でチーフメカニックデザイナーを務めた永野護なのです。現在のガンダム世界では標準となっている「全天周囲モニター」や「リニアシート」などは彼の考案。
さらにこの二人、実はずっとおつきあいを続けていて、12年の交際ののちに結婚。
仲人は富野監督、披露宴の司会はギレン役の銀河万丈氏だったそうな。
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