はやぶさ。
2010.06.15 Tuesday 20:14
kazuto funahashi
偶然地球をむいたときに発信していた電波を捉えることができたのですが、今度は地球に向いている時間が20秒ごとしかなく、新しいコマンドを20秒に納める工夫をして姿勢制御に成功。しかし、そうこうしているうちにすぐの帰還ができなくなってしまいました。
あとは2010年の帰還軌道にかけるだけ。
しかし、もともとそんなに長期間運用するようには作られていません。ボロボロになりながらも飛翔を続けついにたどり着いたのです。
最後にはやぶさが撮影した地球の画像。
image[02.jpg]
地球の明かりでハレーションを起こしているのか、それとも長期間の運用でカメラが壊れかけているのか、たて筋が入っています。
小惑星に探査機が着陸したというのはこれが初めてというわけではありません。
2000年にNASAの探査機「NEAR」が小惑星エロスに着陸して観測データを送ってきています。
しかし、今回の「はやぶさ」は2つの点で「NEAR」を凌駕します。
1つはターゲットの小ささ。エロスの大きさは11キロもあります。しかし、イトカワはわずか0.5キロしかありません。こんなに小さなターゲットに見事に観測機をタッチダウンさせたのは驚異的です。
もう1つはいうまでもなく、「砂の現物」を持ってきたかもしれない、ということです。「NEAR」は着陸しましたが、そこからの観測データを電波で送ってきただけで、本体はいまもエロスの表面にあります。
事業仕分けで「はやぶさ2」の予算は激減していますが、なんとか次につなげるために考えてもらいたいものです。
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