批判だけなら誰でもできる。
2010.04.18 Sunday 17:52
kazuto funahashi
「和製レコード会社が消える!?」長期化する音楽不況で業界存亡の危機......
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1180015&media_id=53
いろいろ突っ込みところはあるんだけど。
まず、SMEは和製レコード会社じゃないのか(笑)
100%ソニーの子会社なので立派な和製です。
ちなみに海外のSMEは日本のソニーの子会社、米国ソニーの子会社になるため、資本的には日本と海外のSMEの間にはつながりがありません。
レコード会社全体が斜陽なのはその通り。
一般の業界が不況に突入したのが92年のバブル崩壊と言われておりますが、レコード業界はそのあともミリオンセラーや小室ブームが続き、ピークは 96年でした。業界全体のマーケット規模は8000億円を超えました。でも、それだけなのです。当時のパチンコ業界は3兆を超えてましたからね。
その後、急速にマーケットがしぼんでいくのはさまざまな理由があります。
・利用者離れ
→以前はアルバム単位で聞くするユーザーが多かったのが、楽曲単位に変わってきてしまったため、アルバムの売り上げが減ってしまった。理由としてはカラオケの勃興と、エイベックスによるタイアップ作戦の反作用と思われます。
・パソコンによるコピー
→「音をコピーする」という技術は、ものすごく難しかったものが、PCの高性能化により簡単にできるようになってしまった。レコードからカセットテープというコピーは劣化が発生するが、デジタルコピーは劣化しないため、オリジナルと質的には変わらない。
24bit/44.1KhzというのがCDクオリティだけど、もはや48Khzとか96Khzでも配信できるぐらいインフラは整っているためCD にこだわらなくてもよくなってしまっている。
・ゲーム市場の拡大
→音楽業界の縮小は、ゲーム業界の拡大に比例しています。もともとどちらも低年齢層が主体だったものだから、そこに支出される財布の規模は決まっています。そのなかでの取り合いの結果でしょう。
・携帯電話の拡大
→コミュニケーションツールとして必須となった携帯の通話代がかかるようになったため、音楽のほうへ支出が回らない。
こんな感じで、一昨年、2008年度の業界の総売り上げはついに5000億を割り込みました。4割減です。トヨタやヤマダ電機が一社で1兆以上売り上げているにもかかわらず、業界はこんなに縮小してしまいました。
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