怖かった今朝の電車の中。

2009.12.07 Monday 10:41
kazuto funahashi


今朝はいつもと違う場所に陣取ったのです。電車の中。
扉の横で、座席にほうに向く感じで。

池尻大橋から乗ってきた乗客が問題の人。

私は背中を向けていたので顔や背格好、年齢はわかりません。
声から20代半ばくらいだと思います。足にこつんこつんと革鞄らしきものが当たっていたのでサラリーマンでしょう。

彼が車内でモノローグをはじめたのです。

その声は小さいので隣、もしくは隣の隣程度にしか聞こえなかったでしょうけど、私は隣だったのでよく聞こえました。


「俺はタケウチ社長を許さない」

最初に聞こえたのがコレでした。

「俺はタケウチ社長を許さない、ぜったい許さない」
「俺は曲がっている。それはわかっている」
「でも、俺がそうなったのは社長のせいだ」

聞き取れたのはここまででした。あとはくぐもっていてよく聞こえませんでした。聞こえるのもいやですが。
ああ、早く渋谷に着かないかなあ。
そう思っていたら、また聞こえてきました。

「友達なんかいらない、いらない、いらない、いらない」←最後のほうの「いらない」の連呼はまるで自分でエコーをつけているようにだんだん小さくなっていった

ふたたび、

「ともだちなんかいらない、いらない、いらない、いらない」
「いても裏切られるだけだ、そうだ」



なんか、あなたは会社に行くよりも病院に行ったほうがいいんじゃないか?
と思いましたが、係わり合いにならないほうがいいので、ずっと本を読んだままでした。

渋谷に到着。
なにかしらつぶやきながら、その人は降りたようです。

パワハラなのか友人の裏切りなのかわかりませんが、電車の中のつぶやきはやめてほしいなあ……。


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