民主党300議席

2009.08.21 Friday 10:54
kazuto funahashi


昨日の朝日、今朝の読売と全国調査の結果が載っていた。
民主が勝つとは思っていたが、これほどの圧勝だとは思わなかった。

現在の自民党議席が300以上なのだが、これがそっくり入れ替わる可能性がある。

以前の「非自民連立政権」のときは、社会、公明、民社、新生、日本新党、さきがけ、社民連などの野党が終結してようやく過半数を超えたのだが、今回は民主党一党で過半数を超える。これはこれまでの日本の歴史になかったことだ。まさに革命。

この新聞報道を見て与党はガグブルしていることだろう。なんせ。300議席が110議席、半減以下になる可能性がある。しかも、実現する可能性が非常に高い。

今回の選挙は投票率が上がる。すると組織政党である公明や共産は非常に厳しい戦いになるだろう。しかし、今回の序盤情勢報道では共産は健闘しており、議席が増える可能性がある一方、公明はかなりの苦戦をしており、小選挙区は全滅する可能性が高い。


さて、今朝いつものようにニュースを見ていたら、7:45から政見放送がはじまった。
民主党の東京小選挙区のものだったがその作りに驚いた。

政見放送っていうのは殺風景なスタジオに2-3人が座り、司会と解説者の会話を聞かせて政策を説明するというスタイルが長年流れてきたのだが、私の見た政見放送はビデオクリップのようだった。東京の小選挙区の候補者が普段着のまま、順に政策を語る(背景は外で場所も別々)、間には民放で流しているCMが入る。流れる政策や説明は非常に魅力的だった。10分間流れた政見放送。これは強力だと思った。うまく作ってある。

次に自民党の政見放送が流れた。同じように作られているように見えるが、甘い。
麻生太郎がおそらく自民党総裁室に座って演説する画から始まる。ときたま組んだ手のアップなどが映るが全体的に躍動感に欠ける。演説中に明確に「北朝鮮の脅威」という言葉を使ったのは少し驚いたが(これまでそんな直接的な言葉は政見放送では使ってなかったと思う)。続くのは小選挙区の候補であるが、名前を書いたタスキをかける旧態依然としたスタイル。背景はまったく同じ。おそらく総決起大会のようなところで撮影したものを流用したのだろう。民主党のものを見たあとでこれを見ると「手抜き感」を感じてしまう。

まあ、政見放送の出来が政策の上下を決めるものでもないが、わざわざ下手につくることもなかろう。映像の出来不出来で選挙の結果が左右されたのはケネディ以降よく知られたことだし。

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