日食の神秘。

2009.07.16 Thursday 13:26
kazuto funahashi


来週は皆既日食ですね。

日食は太陽の前を新月が横切ることによって起きる現象で、完全にぴったりと重なると皆既日食となります。

なぜ毎回皆既月食にならないかというと、地球の公転軌道に比べて月の公転軌道が少し斜め(5度)になっているため。だから、普段の新月は太陽の上や下を通過していくのですが、年に2度ほどぴったりと重なるタイミングが出てくることとなります。


しかし、太陽系や惑星の大きさはあまりにもピンとこないので縮小換算してみましょう。

太陽を直径2メートルの玉とします。すると、地球は直径1.6センチのビー玉くらい。月は5mmの玉になります。


距離的には太陽と地球は315メートル離れていて、地球と月は55センチ離れてます。

こう見てみると、わずか5mmの小さな玉が、314.5メートル先の2mの物体をぴったりと隠してしまうというのは、本当に稀な現象だと感じてしまいます。

は地球と月の公転が規則正しいため、定期的に同じ位置に来ます。この周期を「サロス周期」と言って、18年10日と8時間。余分に8時間という端数がついているため、西へ西へと場所はずれ、発生時間は8時間ずつずれていきます。

今度の日食の1サロスあとの日食は2027年8月2日。

なお、次に日本では見られる日食は、

2010年1月15日 部分日食(西日本) アフリカ・モルデイブ・インド・スリランカ・ミャンマー・中国で金環食。地図参照。

image[20100115.jpg]

















2011年6月2日 部分日食(北海道と東北北部のみ)

2012年5月21日 金環食(九州南部・四国・近畿・東海・関東を縦断)

image[20120905.jpg]












この地図で日本の南岸を走っている赤い帯。この金環食はぜひ見たいなあ。

皆既日食ということでいうと、2035年9月2日に、富山と茨城を結ぶ線で日本を横断する地域で見られるけど、生きてるかなあ……


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