GOEMON
2009.05.06 Wednesday 21:27
kazuto funahashi
ウタダの元ダンナ、紀里谷和明監督の第2作、「GOEMON」を見てきました。ふだんはあまり映画を観ない私でも、処女作の「CASSHARN」の酷評は知っていましたが、きらびやかな映像につられて見てきてしまいました。
時代考証、史実考証完全無視の無国籍ワールド全開の痛快ドタバタ劇とでも言ったらいいんでしょうか。
なんにも考えずに見る分には楽しめると思います。
ほぼ全編CG作品。アクションシーンはドラゴンボール。
一番安心して見られたのは信長役の橋之助が舞った「敦盛」のシーンか(笑)
しかし不思議なのは、前作があれほど酷評されたにもかかわらず、これだけの配役でこれだけの規模で映画が撮れたということです。
りょう、戸田恵理香、サトエリ、みなワンシーンのみのちょい役。玉鉄は重要とはいえ、わずか2シーンのみの切られ役。これほど贅沢な使い方ができるのはなぜなんでしょうね。
最後に、大沢たかおが釜ゆでにされたあと、彼の小さな子供(乳児)まで殺すシーンは、もっとほかにやりようがあったんじゃないだろうか。自分にほぼ同じ年頃の子がいるからかもしれないけれど、すごく後味が悪い。
ああいうことをするほど秀吉(奥田瑛二)が悪人だということを表したかったのかも知れないけれど、ああいう表現しかできない監督・紀里谷の才のなさのほうに気がいってしまった。子供がいない人間にしかできない表現であろう(皮肉
そうそう、秀吉の護衛としてチェ・ホンマンがけっこう重要な役で出ていたんだけど、これ大丈夫なのかね。
豊臣秀吉といえば、伊藤博文と並んで韓国では第一級嫌われ日本人だったはず。しかも、パンフで「主君を守る役で出られてうれしい」なんていうこと言ってて、あちらに伝われば祭りになるんじゃないかと思ってしまった。
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